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【プロ野球】楽天交流戦首位に返り咲き 菊池が今季初白星2013年6月3日 紙面から ◇楽天1−0中日
中日は今季最多の借金10となった。先発山本昌が6回途中1失点。中継ぎ陣も好投したが、打線が援護できなかった。楽天は1回に聖沢の適時打で奪った先制点を無失点リレーで守り、交流戦の単独首位に返り咲いた。先発の菊池が5イニング1/3を無失点に抑え、今季初勝利。 4連続KO負け男が痛快な竜倒だ。楽天は「スミ1」を5投手の零封リレーで守りきり、再び交流戦の首位に立った。先発の菊池は6回1死まで無失点で踏ん張り、5度目の先発で今季初勝利。星野監督に左手で頭をはたかれる手荒い祝福を受けた。 地元Kスタで初めてのお立ち台。高卒6年目右腕の目元に涙が光った。「ずっと足を引っ張っていて、毎日悔しい思いをしていた。勝つことができて良かったけど、これまでがひどすぎた。まだ1勝。これからチームに返していきたい」 首脳陣の期待はチーム内でもトップクラスだった。指揮官は昨年の秋季キャンプで罵倒しながら鍛え上げた若手5投手を「AKB(アホ、カス、ボケ)闘将5」と命名。その中で最も成長を感じさせた菊池をオープン戦の開幕投手に指名した。 しかしシーズンに入ると投球が一変。4月8日の初先発から4試合連続でKOを喫した。同29日の西武戦にいたっては1死も奪うことなく5失点降板。それでも1軍にとどまり、2度の中継ぎを経て再びチャンスが巡ってきた。「制球よりも、強いボールを投げることを意識した」。その結果が中日打線を4安打に封じる会心の投球だった。 菊池の白星を誰よりも喜んだのは星野監督だった。「腹を据えて、じっと我慢した。アレが出てきてくれないと。(シーズンの)中盤から後半は連戦が続くからな」とニッコニコ。期待の右腕の好投で交流戦10勝一番乗り。3日は7連勝中の田中が先発する。ナゴヤで連敗した借りを返し、パの上位争いにも食らい付いていく。 (井上学) PR情報
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