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【プロ野球】巨人陥落 攻守ふるわず5連敗2013年6月3日 紙面から ◇西武5−1巨人
西武は投打がかみ合い5連勝を飾った。3回に栗山の適時打などで2点を先制。3−1の8回にはヘルマンの左前打などで2点を加えた。十亀が1失点完投で5勝目。巨人は攻守に精彩を欠き、今季初の5連敗で2位に転落した。 失望を押し隠すかのように、巨人・原監督は努めて明るく振る舞った。「なかなかかみ合いませんね。ちょっと運がない。明日からは運を味方に付けて、つながっていくということです」。昨年4月以来約1年ぶりの5連敗で、開幕3戦目以来守ってきた首位から陥落。不運を強調した指揮官の言葉とは裏腹に、攻守に内容の乏しい一戦だった。 打線は先発では初対戦となった十亀にいいようにやられた。7回までロペスのポテンヒット1本だけ。5回の攻撃前にはベンチ前で円陣を組んで気合を入れたが打線は着火せず、8回に併殺崩れの間に1点を返すのが精いっぱいだった。今季初めて石井を5番に入れるなど試行錯誤を続けているが、原監督が「枢軸」と呼ぶ坂本、長野、阿部、村田の4人がそろって無安打では手の施しようがない。 守備のミスもいただけなかった。2点ビハインドの5回、先頭・秋山の打球を一塁ロペスが後逸。さらにカバーに入った二塁寺内が悪送球。ダブルエラーで無死二塁のピンチをつくり、エース内海の足を引っ張ってしまった。1日のロッテ戦(QVCマリン)でも1回に亀井の落球で失点するシーンがあったばかり。キャプテン阿部も「僕自身も含めて、やれることをしっかりやれずに負けている」と危機感を募らせた。 2連覇を目指した交流戦で、5勝9敗1分けと急失速。最大5・5ゲーム差をつけていた阪神にもついに追い抜かれた。3日は苦手とする左腕で、すでに6勝と絶好調の菊池との対戦が待つ。王者・巨人に最初の正念場が訪れた。 (臼杵秀之) PR情報
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