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【プロ野球】虎ついに奪首 5月以降では3年ぶり2013年6月3日 紙面から ◇阪神4−3ソフトバンク
阪神が逆転勝ちで首位浮上。0−2の7回、代打・今成の犠飛と代打・桧山、柴田の連続適時打で3点を奪い、8回も1点。藤浪は5イニング1/3を2失点で勝敗つかず、筒井が3勝目。安藤は9年ぶりセーブ。ソフトバンクの連勝は5で止まった。 勝負どころと踏んだ阪神・和田監督の用兵が奪首に導いた。2点を追う7回、先頭のマートン、新井貴の連続ヒットと犠打で1死二、三塁とパディーヤを攻め立てると、前日まで2試合連続ノーヒットと不振の新井良を引っ込めて代打・今成を送り込んだ。 開幕4番に指名した男に代打を送る策に、虎党から驚きの声が上がったが、期待に応えて左翼へ犠飛を上げ1点を返した。さらに代打の切り札・桧山、柴田の連続タイムリーで鮮やかにひっくり返した。巨人を抜いて単独首位に立った。 新井良に代打。和田監督は「決断? 決断というか、ベンチにいる選手がしっかり期待に応えてくれた。それだけやね」とサラリ。今成が「良太さんの代打だったので最低でも1点は入れないといけないと思った」と振り返れば、桧山も「ナリ(今成)が一人かえしてくれたので自分もつないでいけたらというのはあった」とうなずく。 守っても、久保が2軍落ちで守護神不在のブルペン陣が決死の継投で逃げ切った。おのおのが自分の役割を分かっている。強いチームにある『あうんの呼吸』がある。 最大5・5ゲーム差あった巨人に追い付き、追い抜いた。交流戦で巨人をはじめセ・リーグの各球団が軒並み借金に陥る中、唯一、勝率を5割に戻した。 5月以降で首位に立ったのは2010年以来3年ぶり。和田監督は「まだ6月のアタマのこと。まずは一試合、一試合、交流戦を取っていくことに集中したい」。交流戦を制するモノはペナントを制す−。虎がセ界のトップに立った。 (中谷秀樹) PR情報
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