声優の仕事を紹介 県立こども歴史文化館
参加者の質問に答える安済知佳さん=福井市の県立こども歴史文化館で
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競技かるたを題材にしたアニメ「ちはやふる」に出演している福井県出身の声優、安済知佳さんの「おはなし会 声優のおしごと」が一日、福井市城東一丁目の県立こども歴史文化館であった。
九日まで開催中の企画展「ちはやふる かるた王国ふくい展」の関連イベント。県内外から百五十人が集まった。安済さんは「小学生のころアニメを見ていて声優という仕事を知り、声だけで伝えられるのがすごいと思った」と声優を志したきっかけを説明。福井弁の人物を演じるほかの声優に「はきはきしゃべると福井弁っぽくない」と方言指導しているなどと収録の舞台裏を明かした。
声優志望という子に対しては「うれしい、つらい、など日々の感情を覚えておくと、演じるときに生かせる」とアドバイスした。アニメの台本を見ながら、声優が収録前の自宅練習で使うリハーサルDVDも上映。同市日之出小学校五年の桑野万尋(まひろ)さん(10)は「ちはやふるが好き。声優の仕事の難しいところも分かって面白かった」と話した。 (林朋実)
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