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リニアL0系 初めて実験線に6月3日 12時46分
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東京と名古屋を結んで14年後に開業する予定のリニア中央新幹線で、営業運転に向けて開発されたリニアモーターカーの車両が、山梨県の実験線に3日、初めて姿を見せました。
リニア中央新幹線は、JR東海が14年後の平成39年の開業に向けて本格的な走行試験を進めるため、山梨県内にある実験線を長さ43キロに延長する工事を進めています。
この実験線に、営業運転に向けて開発された「L0(エルゼロ)系」と呼ばれるリニアモーターカーの新型車両が3日、初めて姿を見せました。
おととしまで試験走行を繰り返したリニアモーターカーを基に開発され、営業運転に向けて客室の居住性を高めるため、車体の断面を従来の半円形から四角形に近づけています。
開業後は時速500キロの最高速度で東京と名古屋を最短で40分で結ぶ計画で、山梨県都留市にある実験線では、5両編成の新型車両が別の車両にけん引されて時速およそ10キロの速度でゆっくりと走行し、路面の設備と接触しないかなどを確かめていました。
JR東海山梨実験センターの遠藤泰和所長は「気持ちを新たに、これからいよいよ始まるなという気持ちです。走行試験の再開に向けて、いいデータを集めていきたい」と話していました。
JR東海は、このあと新型車両を自力で走行させる試験を繰り返し、ことし9月には高速運転の試験を始めたいとしています。
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