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第三夜 心霊写真を求めて
友達と二人で話してたら、久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと言い出した。近くの山道に惨殺事件があってからも未だに取り壊されず残ってる民家があるので夜中に行ってみた。
玄関から居間、風呂場とトイレ、キッチンに父親の部屋、階段から二階へ行き、子供部屋からベランダ、母親の部屋、階段を降りて一階へ。最後に家をバックに一人ずつ。片っ端から写真を撮って帰った。
んで今日。出来上がった写真を見て俺達は驚いた。
何も写ってないのだ。
もちろん俺達は普通に写ってる。でも霊的な物がなにも写ってなかったのだ。

「…おかしくね?」
「もう成仏しちゃったとかじゃねぇかな?」
「やっぱそうなのかな。じゃあ、あそこ行ってももう心霊写真撮れないって事か。無駄だったなぁ」
「そうでもないよ。行く途中に結構周りから孤立してる民家一軒あったから。次はそこ行こうぜ」
「おぉ!マジで?そこも廃墟?」
「んな訳ねぇじゃん。普通に人住んでたよ。今日の夜行こうぜ」
「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」



楽しみだ。
かなり久しぶりだから何かワクワクする…
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