先のゴルフ「全米プロシニア」で日本人男子初のメジャーVを達成した井戸木鴻樹(51=小野東洋GC)が5月30日、都内で凱旋会見を行った。青木功(70)や尾崎将司(66)といったレジェンドでもできなかった快挙をやってのけた“オジサンの星”の素顔とは?
「お騒がせしてすみません」。晴れの席での第一声はこれだった。昨年の国内シニアツアー賞金ランク2位で得た出場権。米ツアーどころか米国行きも初体験だった井戸木は「自分が世界でどれだけ通用するのか試してみよう。とりあえず予選だけは通れるように」と気楽だったが、とんでもない金字塔を打ち立てた。
「見たままで裏表のない人だから、誰からも好かれる。関西人(大阪出身)らしく、物おじしないのが今回も良かったのでは」と日本プロゴルフ協会関係者は人となりを説明する。
こんな逸話がある。昨年10月の「ブリヂストンオープン」にはブリヂストンスポーツ(BS)と用品契約している縁で主催者推薦してもらったものの、結果は予選落ち。こうした際に黙って帰ってしまうプロも少なくないが「井戸木さんはツアーバンにわざわざ来て『推薦をいただいて、クラブ調整もしてもらったのに申し訳ありません』と頭を下げていったんです。そういうことをしてもらうと、現場の士気も上がりますよね」(BS関係者)
こうした気配りができることが、愛される源。「全米プロシニア」優勝は日本時間27日の朝。ちょうど「全米オープン」最終予選が行われていた茨城・大利根CCでは、その人柄を知る多くのプロから祝福の声が上がったという。
「日本一飛ばないプロ」と自称していたこともある男が世界の頂点に立つことができたのは“気配りオジサン”への、ゴルフの神様からの粋なごほうびだったのかもしれない。
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