2013.6.3 05:05(3/3ページ)

祝!和田虎“奪首”や!鬼采配実った

七回一死二、三塁で代打を告げられた新井良

七回一死二、三塁で代打を告げられた新井良【拡大】

 これが反攻の指笛となった。将の期待に応えて今成は左犠飛。追い上げムードが沸騰し、次は藤井彰に代えて「代打・桧山」。二死二塁から“神様”の適時二塁打で同点となった。「難しい決断? ベンチにいる選手が、しっかりと期待に応えてくれた。(桧山は)またチャンスを作ってくれた」。「静」もズバリだ。二死二塁からは2打席2三振の柴田をそのまま打席に立たせ、右前への決勝点が生まれた。

 “鬼将”と化した采配での白星。藤浪を初めてイニングの途中で降板させたことや、勝ち試合のセットアッパーとして期待される筒井を、追う展開で投入したシーンにも当てはまる。

 巨人を“まくって”の首位奪還。「我々の現役のころはな…」と回顧したことがある。全国放送が、まだ巨人戦しかなかった時代。自分を“売る”ためには、対Gの舞台で活躍するしかなかった。節目の1000安打も、1994年に4シーズンぶりに放った本塁打も、そして引退試合(2001年)も巨人戦だ。監督となっても思いは変わらない。「選手全員が巨人に強い気持ちをもって臨まないといけない」と呼び掛けてきた。

 その宿敵が敗れ、昨年4月19日以来、409日ぶりとなる首位。和田監督は「まだ6月頭」というが、それでも虎党は夢を抱く。このまま突っ走れ-。その先に、8年ぶりの栄光のフラッグがはためく。 (栃山 直樹)

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(紙面から)