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【芸能・社会】

ありがとうファンモン 最初で最後の東京ドーム解散公演

2013年6月3日 紙面から

ラストステージで精いっぱいのパフォーマンスを見せる(左から)ファンキー加藤、DJケミカル、モン吉=東京ドームで

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 3人組音楽ユニット「FUNKY MONKEY BABYS(通称ファンモン)」が2日、東京ドームで解散コンサートを開いた。人気絶頂のさなか、メンバーのDJケミカル(31)が実家の寺の住職になる準備に入るため、惜しまれつつも解散という選択肢を選んだ3人。最初で最後の夢舞台に前日の公演と合わせて10万人を動員して完全燃焼。10年間の歴史に幕を閉じた。

 午後8時50分。4時間にわたる最後のライブが終わりを迎えようとしていた。鳴りやまない拍手と客席からの「ありがとう」の声をファンキー加藤(34)は両手を広げて受け止め、そっと涙をぬぐった後、笑顔で約5万人に語りかけた。

 「心の中でずっとファンキーモンキーベイビーズの音楽を奏でていてください。そしたら僕らは永久に不滅です。10年間、本当にありがとうございました!!」

 2日間の解散ライブのチケットは先行予約のみで60万通の応募が殺到。グッズ売り場には最大で5時間待ちの行列ができた。

 デビューシングル「そのまんま東へ」のCDジャケットを飾った東国原英夫衆院議員(55)も客席で見守る中、ブレークのきっかけとなった「Lovin’ Life」や「あとひとつ」「涙」「ちっぽけな勇気」など25曲を披露。最後はメンバーと5万人が一緒に「WE ARE ファンキーモンキーベイビーズ!!」と絶叫して10年間の活動にピリオドを打った。

 「今までで一番楽しいライブでした。僕の記憶の中に今日のことはずっと残っていくと思います」。完全燃焼したケミカルは感無量の様子。ケミカルはDJといってもほとんどDJプレイをせず、踊ったり手拍子で盛り上げる役。しかし残りの2人は「ケミカルなしのファンモンはありえない」。ケミカルの将来を最優先で考え導いた結論だった。

 モン吉(34)は最後に本音で再結成への思いを口にした。「ファンモンは解散しちゃうけど、この住職(ケミカル)が一線越えたら『ファンモンいいかも』ってまた戻ってくるかも。この人の気持ち次第ですよ!!」

 ケミカルはほほ笑むのみ。加藤は「女の子はきれいになって、男はかっこよくなって…そんな形でいつか再会しましょう」とファンに呼び掛けた。

 

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