日本芸術院会員補充選挙がいよいよ始まりますね
|
雲の間から・・・・見えた!金環日食 ニコンD3で撮影
本年度の日本芸術院会員の補充選挙は11月中旬に選挙が行われます。今まで選挙活動を行ってきた人も、これから具体的に選挙運動を行う人もお体をご自愛なされまして、頑張って下さい。
この度は日本画と彫刻と書ということになると思うのですが?
日本画は2007年に死去した白鳥映雪先生と高山辰雄先生。さらに2010年に死去した濱田台児先生と2012年にご逝去された福王寺法林先生の四つの席か?2003年に死去した奥田元宋先生の席が埋まっていないとなれば五席と言うことになると思うのですが?(間違っていたら訂正願います)
彫刻では2010年に死去された雨宮淳先生の席が埋まっていないため一人の補充ということになると思います。
書では2012年にご逝去された杉岡華邨先生の一席の補充となると思うのですが・・・
それも次の会合で各科から何名補充するかという話し合いがあるはずです。問題は日本画であると思います。まあ〜四席の補充と言うことはないでしょうね。せいぜい2名と言うことになると予想されます。
しかし、2名の席が開いているからといって、2名なれるとは限りません。あくまでも過半数の票を獲得しなければならないのです。
工芸と建築は補充選挙は行われません。(訂正)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本来、この話はタブーとされています。なぜなら会員の諸先生が逝去しないと補充は行われないからです。
この話を口にすれば、誰かを殺さなければならなくなるからです。
いやな話ですが、致し方ないのです。ですから、軽はずみに口にしないことです。
誰が選出されても、芸術界全体を見れる人が選ばれることを祈っています。
絶対に日本芸術院を私物化しないことと名声や権威や金儲けとして利用しないことです
「あの人はすでに文化功労者に選ばれているのだから、今更、日本芸術院会員になどならなくても良いのではないでしょうか?」などと口にした人がいますが、その言葉を裏返せば、「君は文化勲章や文化功労者になりたくて日本芸術院会員になりたいのですか」と言ってやりたくもなりますよね。
また、「僕の作品を買わなければ、君に票など入れないよ」何て言う人がいれば、それこそ金儲けのために芸術院という権威を笠に着て、自分の私利私欲の為に芸術院を利用しているだけの人間にもなりかねません。
また、過去には「僕に票を頼めば五人までは(票)集められる」と言った人がいたとか?いないとか・・・・芸術院の中で派閥を作り、そのために力が無いと分かっている人でも、会員にして、自分の思い通りに事を運びたがる人もいる。
また、日本芸術院会員にでもなれば、みんなからチャホヤされて、良い格好が出来ると思っているのであれば、それは大きな過ちです。
「僕(元・芸術院会員)のところにあいさつにくる候補者が僕に頭を下げるのは分かるが、息子にまで最敬礼をするんだから、息子が変にならないわけがありませんよ」と言った人もいるくらいである。
ロクな作品も出来きず、同じような作品を作り、進歩もなく、挙げ句の果てに組織(所属する団体)からも見放されてしまえば、日本芸術院会員になってもろくな働きも出来ないし、かえって肩書があるあまり苦しむことにもなりかねません。
その器にふさわしい方が日本芸術院会員になってもらいたいものです。
「自分から成りたと思うのではなく、是非 あなたにはなってもらいたい」という人でないと日本芸術院の品格も低下してしまいますよね。
そうは、思いませんか???
ある著名な宗教家(法を守るために牢獄にまで入った人)が、お寺の僧侶を捕まえて「坊主!坊主!」と強い口調でいうものだから、つい、その僧侶が宗教家に対して「あまり、坊主、坊主、と口悪く言わず、せめても聖職者と言ってはいただけませんか?」というと、その著名な宗教家は「わしは法の為に自ら命を通して戦って来た、お釈迦さんや天台大師や伝教大師や日蓮大聖人を捕まえて坊主と呼んだ覚えもない。しかし、君らのようにろくに正法も守らず修行も教学も学ばず、ただ信者からお布施をもらうことしか考えない坊主を聖職者と呼んだ覚えもないゾォ」と言ったとか、言わなかったとか・・・・・
藝術の修行も同じなのかも知れませんね。人さまを言葉巧みにダマしたとしても、自分はダマせない。それほどまでに自分対して厳しい世界がこの日本芸術院会員の世界なのかも知れませんね・・・・・
絶対に威張ってならない世界が芸術の世界なのです。少しお金があるからと言って貧乏人を見下す人もいます。少しくらい肩書や学歴があるからといって人前で良い格好シーする人もいる。急に言葉使いが乱暴になる人もいる。
法を中心としないで、自分を中心に物事を考えてしまうから、そうなるのです。
謙虚に謙虚に学んでゆくことを忘れたくないものです・・・・・
偉そうに書きましたが、これは自分自身にいつも、言い聞かせていることばなのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本美術院作家・那波多目功一(なばため・こういち)先生の格言
「真実を知るために芸術家は上手に嘘を付くことです」
さすが一流の人の言う言葉には真実がありますね。
大切なことは「真実を知るために・・・」というケ所が大切なんですよ。決して嘘を付くことが大事とは言っていないのです。事実を事実として描くのであれば写真でも良いはずでしょう。
真実を知るということは、自分の心を知るということでもあるのです。
僕には良く理解できますよ・・・・・・・
|