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上野の東京芸術大学美術館で中島千波展開催

 
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 奇才の日本画家・中島千波(67)展が上野の東京芸術大学の美術館で11月15日から開催されている
 多くの人々から慕われている千波さんとあって、オープニングには会場の外にも関係者がお祝いに駆け付けた。
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 千波さんの教え子がその場でパホーマンで描いた作品を前に写真におさまる作者
 
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中島千波は日展や院展といった一つの枠におさまらない作家(日本画)であり、そんな人の事を「異質の人」とか「異端の人」とか、また「孤高の人」といった言葉で書く人もいるが、中島千波は極々、普通の作家である。
 それが私に取って新鮮であり、これからの若き作家の墓標になりうる人であるような気がする。そのような作家を素直な気持ちで認めてゆくような芸術院にしなければ、我が国の将来はないと思う。
 ちっと 持ち上げすぎ・・・・・そんなことはありません 
 
 

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第四十四回日展、今日からオープン

取り急ぎ写真だけ、後ほど絵トキを入れます
 
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 テープカットをする、右から文化庁次長・河村潤子、日展理事長・中山忠彦、国立新美術館館長・青木保。
 
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 帝国ホテルで行われたレセプション会場では、今年、各科の審査主任が鏡割りを行った。
 右から書の新井光風、日本画の岩倉寿(ひさし)、工芸の奥田小由女(さゆめ)、日展理事長・中山忠彦、洋画の塗師祥一郎(ぬし・しょういちろう)、彫刻の中村晋也の代行として市村緑郎が行った。
 
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 【歯に衣を着せない僕の感想】
 日展・日本画部の実力者、竹内浩一の作品が日展に出品されていなかった。
 現在、竹内先生は京都の大黒寺の襖絵の依頼を受けて制作中であることは聞いてはいるが、しかし、彼の  東山魁夷先生も唐招提寺の襖絵を描いていても、日展には作品を出展していた。
 そこで、心配になり「竹内先生。どうしたと言うんですか。日展を退会する気なんですか」と、率直に聞いてみた。
すると竹内先生は「いや 日展を退会するなどとは思っていません。今年も日展に出展するつもりで画布も額縁も用意していましたが、九十七歳の母が急に入院することになり、そうこうしているうちに搬入が間に合わなかったのです。これば僕の怠慢に他なりません。日展には書面でお知らせしています」
 
と言う。それなら問題はない。竹内先生は現在、身近な師匠もいない。そんなことから現在の近況を知らせる人もいなく、一人こころを痛めていたと言う・・・・・・・
 
 それなら、それで日展は日本画部の審査主任に、そのことを伝達すなければならないのでは・・・・・
 
 審査主任の耳に届いてないことは問題である。
 
それに川崎鈴彦先生の作品がどこにも見当たらない。これは、また、別の理由があるのかも・・・・
 
 話は変わりますが、それは「文化に国境はない」と言うことです。できれば過去の日展のレセプションには各国の大使館にも招待状を送っていた時代もありました。政治や経済だけでは交流にも限界があります。
 文化の交流こそが人と人の胸襟を開かせるものと考えますが皆さんはどう思いますか?
 
 
 
 
 
つづく
              
 
 
 
 
 

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日展に入選したある画家の体験

 
 「無いなあ〜」
 確か出身地は○○だったよなあ〜
 やっぱり落選してしまったのかなあ〜
 
 師匠が亡くなったら、後押ししてくれる人がいないから入選も難しいのかなあ〜
心に響く良い絵を描く人なのになあ〜 ともかく慰めの電話でもしてやろう・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「もしもし どんぐりです。どこを探してもあなたの名前がないから、残念だったね」
受話器の向こうの彼女はいたって明るいのである
 
 そして、弾んだ声で「私、入選したんです」
 
「(嘘でしょうよ。だって入選らんに名前が掲載されていないんだよ)それ本当」
 
「本当に入選したんです」と言って、その経緯(いきさつ)を話してくれた。
 
 彼女は亡き師匠の先輩の先生から作品の写真、送って見せなさいと言われたそうであるが、彼女は、ある会合で岩倉寿先生の『ここに十人いたら、十人違う絵があって良いのです」と言う言葉を聞いて、もう、その一言さい聞けば、もうそれで十分。他のことは考えずに、自分なりの絵を描こうと決めたという。
 他とは違う絵、自分でしか描けない絵を描けば良いんだ。彼女はその一言を胸に、それ以外の言葉は、今の私にとって必要もないし、また、聞く必要もなかったに違えない。
 
 そこで、彼女は一兵卒になったつもりで、名前も違う雅号に変え、いつも、気にかけてくれている姉の嫁ぎ先の住所を書いて日展に出品したそうである。特選も経験のある彼女であったが、過去の栄光など彼女にとっては何の価値もなかったのであろう・・・・・
 
 「私 今回、日展に入選したことは どんな美術公募団体で入選するより、また、どんな賞を受賞するよりも、嬉しいことはありません」と声を震わせて語っていた。
 
 
 私は、涙がこぼれるて致し方なかった・・・・・
 
 本来の日展のあるべき姿がそこにはあった。それを彼女が身を以て証明してくれたのだ。
 
 そう思うと尚も涙がとめどなく流れてくるのをどうすることも出来なかった。
 
 「日展もまんざら捨てられたものではないと言うことだね。良い絵を素直に認めてくれた審査員の人に感謝しなればね」
 
 師弟のしがらみから解き放たれて、自分の手で勝ち取った栄光に、彼女の夢は尚も膨らんでいるかのようであった。
 
                                                              (完)
 
 
 

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日本橋高島屋で絹谷幸二展開催 

洋画界の奇才ともいえる絹谷幸二(きぬたに・こうじ)の個展が開催されている
 
 絹谷の出身は奈良県。奈良県と言えば日本画の上村淳之という、これまた現在の美術界のスターともいえる人がいるが、考えてみると東山魁夷後、日展においてもスターが出現していないような気がするが、現在ではこのお二人が、ある意味においてスターなのかも知れませんね。
 
 奈良はもともと日本文化の発祥の地として長くしたしまれてきたが、ここのところ低迷している日本を何とか元気づけたいとの思いが、本個展にはみなぎっている。
 
 開催当日は多くの美術愛好家が集(あつ)まったというより「集(つど)った」と言うべきであろう・・・・・
 
 会場で渡辺先生より、室井東志生(むろい・としお)先生が亡くなったことを聞く。ビックリして、しばらく言葉が出なかった。次の日、早速、先生のアトリエの足柄に車を飛ばして行った。
 
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政治家ばかりを掲載しましたが、そんな人ばかりではありませんよ。「人はより多くの人と結びつくことで、自我もまた、拡大する」です・・・・・・
 
その後、知人のミュージカルに行くため渋谷に向えました。そこには彦麻呂さんも来ていて久々の再開でした。
 
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 「彦(ひこ)ちゃん 大丈夫かい」と握手する前に、つい、お腹を撫でてしまいました(笑い)
 
いろいろな友達がいて楽しいですよ。僕の周りは・・・・・・ってか
 
 
 
 
 
  
 

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あなたは稗田一穂(ひえだ・かずほ)という画家を知っていますか?

 
 こんな絵を、いや、こんな"画"を描く人が、いや、描ける人がいることを知っていますか?
 
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                                                                                                                     【 鳳凰 】
 
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                                                           【 麒麟 】
 
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 御年 九十二歳とは思えぬ筆使い・・・・・・
 現・日本芸術院会員の諸氏らよ。お前たちは(ちょっと 言葉がベラン調になって、ごめんなさい。そうまでして僕が怒っていると思って下さい) 何をしているのだ。恥ずかしいとは思わなぬのか!
  この人こそ、最も芸術院会員にふさわしい人格が備わっている作家とは思わぬのか・・・・・
 
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                                                  【 崖壁凱風 】
 この大鷲は師匠・山本丘人であり、高山辰雄であり、上村松篁であり、はたまた稗田一穂そのものであるのかも知れませんね・・・・・
 
 僕が稗田一穂(ひえだ・かずほ)という人の名前を知ったのは、高山辰雄の特集を終え、成城のアトリエに伺った時、僕は正直に「高山先生、僕はあなたをズーッと探していたようです。今、特集を終えて、次に誰と御会いしたら良いか、わかりません」というと、辰雄は優しい口調で「稗田さんには会ったの?」「稗田? 誰ですか?その人は」「ともかく会ってごらん」「はい」
 この時、初めて稗田一穂という人の存在を知ったのである。
 
 高山辰雄と言えば、あの東山魁夷も一目置く画家で、東山魁夷が逝去され青山葬儀場で行われた「お別れ会」の、その葬儀委員長を務めたのも、この高山辰雄であった。
 そんな人から出た稗田一穂という人の名前でもあったのだ。
 そう言えは、こんな事もあった。高山辰雄の原稿を書き終え、校正の為に辰雄のアトリエ、世田谷区成城に伺った時の事である。ブライバシー原稿の中で「先生。この『草々会』という箇所は原稿から削除してもよろしいですか?」と、すると辰雄は急に真面目くさった口調で「いや、いや、それだけは削除しないで下さい。なんだったら高山辰雄なんて言う名前は君の原稿から削除してもらっても良いんだよ。草々会は大切なんだ。」と真剣に言われるのであった。以来、私は「草々会展」に顔を出すこととなった。
 この草々会(そうそうかい)は云わずと知れたもの、新しい日本画の創作発表の場として、各人が各々の主義主張に基づいて作品を出展して、お互い研鑽を積むというもので、従って売り絵ではないからサインは誰一人としてされていなかった。それにここに集(つど)った作家たちは、皆が高山辰雄の絵に取り込む姿勢にみな共鳴をしていた作家たちであったと、今にして思うと私はその様に捉えている。
 私が草々会に始めて訪ねた時には、すでに加倉井和夫は亡くなり、考えてみれば、それから山岸純や荘司福といった人もいましたが、すでに今ではこの世の人ではない。
 
 今では院展作家で現・日本芸術院第一部部長を務めている松尾敏男、それに那羽多目功一。創画会では稗田一穂、それに前・創画会の理事長を務めていた上村淳之。日展では東山魁夷夫人・スミさんの弟にあたる川崎鈴彦。さらに京都の岩倉寿(ひさし)。それに辰雄の弟子の一人である那須勝哉(なす・かついち)とそれに最後に加わった人が竹内浩一といった錚々たるメンバーで構成されていたのである。
 辰雄を将来の日本画の行く末をこの人たちに託したかったに違えない。
 
 その意思をついで松尾敏男は本気で日本芸術院の改革、つまり会員諸氏の意識改革に立ち上がったのであるが、他の分野(洋画・彫刻・工芸・書・建築)の人たちはご自分の分野には詳しいが、他の分野の事は少しも勉強していないから分からないのである。
 松尾氏の願ったことは『これからは、「芸術院会員になりたい」と思う人を会員の諸先生方は推薦するのではなく、「この人には是非、会員になっていただきたい」と心から思う人を推薦していただきたい』だた、それだけの事なのである。真理はいつも単純なものである。
 あいさつ回りがどうとか、持ってくるお土産がどうとか、頭の下げ方がどうとか・・・・・そんなことはどうでも良いことである。それよりも、その会なり、組織においてどうしても必要である思う人を推薦することである。自分の派閥を少しでも増やしたいなどと政治的なことを考えているようでは、ますます日本芸術院の権威も失われるのは火を見るよりも明らかなことである・・・・・・
 要するに「木を見て森を見ない」のではなく、「森を見ながら木を見て歩ける」本物の作家が今一番、日本芸術院に必要不可欠なのである。
 
 そこで来る26日に日本芸術院会員の補充選挙が行われるが、そこに松尾敏男の推薦で稗田一穂が立候補することになったが、そこで、例えば票が過半数に達した場合、快(こころよ)く稗田氏が「ありがたくお受けいたします」と言ってくれるのか、それとも常識ある稗田氏の事「せっかく過半数の票をいただいても、今更、高齢のこともあり、今更なっても何のお役には立てませんから、ご辞退いたします」何て言われたら、松尾氏の今までの努力はどうなるのか?
 それを恐れた私は直接このことを稗田氏に尋ねると「日本芸術院は大切な機関として受け止めています。ありがたくお受けするつもりです。その時は、遠方はご挨拶に伺われないかも知れませんが、その時は東京近辺の会員お一人、お一人に時間をかけてもタクシーでも乗って、ごあいさつに伺うつもりです。それが常識と考えます」と稗田氏は僕に話してくれたのである。
 
 来る10月31日、選挙の投票が終わってから日本橋高島屋に於いて「稗田一穂展」が開催されるが、自分から会員なりたいと思ってる人であれば、自分自ら宣伝を兼ねて投票の前に個展を開催するとこであろうが、稗田一穂はそんなことをする人ではない。そのことを現・会員諸氏はよく考えることです。
 それこそが本物ではありませんか・・・・・・・・
 
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                                                                                                                         【残月】
   (完)

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