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【グラニュース】


ピクシー体制6年目の曲がり角<7> パスの受け手として優れる小川に期待

2013年6月3日 紙面から

 緊急連載第7回は頭脳派DFとして鳴らした米山篤志氏(36)がグランパス反攻への道筋を探る。米山氏は後半戦のキーマンにMF小川を指名。神出鬼没な動きで攻撃に変化を加えるようリクエストした。 (構成・木村尚公)

 −グランパスが苦しんでいる

 「ストイコビッチ監督も6年目。同じやり方で長く戦い続ける難しさがある。同じサッカーを続けるというのは難しい。相手から研究もされる。変化を加えるべく獲得した新人も、いまひとつフィットしていない。牟田しかり。本多しかり。マンネリになりかけているチームに、即戦力が明るい材料をもたらしてほしいのだか」

 −立て直すにはどうしたらいいのか

 「キーマンは小川だと思う。彼とは08年に一緒にプレーしているし、クオリティーの高さを知っている。今のグランパスにはパスの出し手は豊富だが、小川のように受け手として優れている選手は少ない。前線では毛色が違う選手だ。ケネディの周りを衛星のように走り回り、チャンスをつくることができる」

 −守備にも課題を抱えている

 「今季はスピードのあるFWにDFラインの裏を取られている。センターバックには本多のようなスピードのある選手が面白い。本多が増川やダニエルを脅かすようになればチーム力はアップする。闘莉王はMFで起用してみてはどうか。中盤なら攻撃、守備と彼の能力をフルに生かすことができる。強引なオーバーラップでバランスを崩すこともない」

 −チームには楢崎、闘莉王に続く柱が不在

 「期待したいのは田口。もっと存在感を出してほしい。ボランチは中心ラインを担うポジション。彼が活躍すれば幹が太くなる」

 −後半戦の目標設定は

 「これだけ出遅れた以上、優勝は現実的ではないが、ACLの出場圏内(3位)の可能性はある。高いモチベーションで来季を迎えるためにも、ACLは確保してほしい」

 (4、5日は「6年目の曲がり角」を休載します。6日から期待の若手編を連載します)

 

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