化学物質過敏症がひどかったけど、薬物療法で、だいぶ普通の生活おくれてます。
2011-08-27 17:50:12
カテゴリー： 化学物質過敏症（CS)
こんにちわぁ
いつも、天然成分のビタミンCだけは、化学物質過敏症が重症な頃から、ずっと飲んでいたのですが
治療方法を、変更し、合う人合わない人いると思いますけど
5年ほど前に、思い切って、薬物療法に変えてみました。（ビタミンCも続けてた）
ひどい頃はオーガニックの食品しか食べれず、山の中の、人が来ないようなところに住み、
衣類も、布団も、全部オーガニック。
それでも、少し離れた、近くの人が、エアサロンパスをしたら
苦しくて・・・
とか
普通に、合成洗剤使っている人が、隣の家に遊びに来たら、窓閉めきっても（木造だから隙間がある）
苦しくて・・・
とか、
下の方の村で、農薬散布があったら、拡散してきた農薬で、苦しくて、全身こむら返り状態がずっと続くので
空気の綺麗なところを探して、逃げまわって・・・
とか、とにかく、人間としての、基本的な生活、安心できる生活は、できませんでした。
起きている時も、寝ている時も、マスクを何重にもして、息苦しく、また、とてもお金のかかる生活でした。
出かけるときは、さらに5重くらいにマスクをしないと、苦しいし
目も守るために、メガネを掛け、
髪の毛は、におい移りがひどいので、必ずまとめ
相当怪しい出で立ちで、うろうろしてました。
そして、服もオーガニック。それも、染料なしのもの。
そしたら、自然のコットンの色である、薄い緑、ベージュ、白。
そして、素材も、オールコットン。
あたりまえですけど・・・
だから、街のファッションから、浮きまくって、そして、何重ものマスク、メガネ。
恥ずかしいけど、しかたない。
ジロジロみられるけど、しかたない。
辛かったですね。
（高品質のオーガニックコットンを作り続けてくれていた、ナユタさんには、とても感謝をしています。）
そんな、私が、薬を飲み始めて、徐々にですが、過敏さがなくなり
2年経った頃には、大阪の空気も吸えなかった私が、大阪にも戻ってこれるようになりました。
職場の配慮もあり、いまは、うつで休職してますが
一度は、復職して、元気に仕事が出来るまでになりました。
重症だった頃の私は、皮膚も舌も、手のひらの感覚も嗅覚も
すべて、異常に研ぎ澄まされていたので
食べ物など、自分の手に載せたら、
それが、自分の体に食べれるものかどうかがわかったのです。
ジンジンしびれるものは、あわなくて、
仮に一口食べても、なにか症状が現れていました。
しびれないものは、合うものでした。
そんな中、それまで、三重から、東京の病院まで通っていましたが
どうにもしんどくて、知り合いのつてで、ある個人病院で見てもらえることになりました。
これまで、絶対に、薬を飲まない（薬も化学物質だから）治療方針でしてきたけど
新しい先生は、薬を飲め。という。
私の説得だけのために2週も時間をとってくれて、何時間も何時間も、話しました。
悪化したらどうしよう？
また、何年もかけて、ゆっくりしか回復しないのに、苦しみと私の時間はどうなるのか？と思っていました。
だけど、思い切って、薬を出してもらうことにしました。
そして、薬を手のひらに乗せてみたら、ジンジンしません。
普通の人が聞いたら、妙な話に聞こえるかもしれませんが
当時の私にとっては、体に入れる前に、品物をチェックできる器官が手のひらだったのです。
ジンジンしないこともあって、そのよる、おもいきって、飲んでみました。
副作用で、背中が凝りました。また、すぐ、眠たくなりました。
だけど、それだけでした。
続けていく、不安もありましたが、様子を見ながら、続けて行きました。
そんなこんなで、いまは、大阪で、普通の中古の賃貸（もちろんリフォーム後何年も経っている）
に、住めるまでになりました。
10年間思い描いてた、ようやくの一人暮らしです。
食べ物も、基本食材と小麦粉系は、できるだけ、オーガニックを使っていますが
あとは、ふつうのものも食べています。
お腹は、必ず壊すので、治っているとは言えないかもしれないけれど
ものすごく、自由度アップです。
なんでも食べれる。だいたいどこでも行ける。普通に服が買える。本が読める。
本当に幸せです。
まだまだ治療中ですが、多くの人に、もっと楽になってもらえたらなぁ、と思います。
ちなみに、私が処方された薬は、セレネース１．５ｍｇ、セパゾン２ｍｇ 1日1回、夜に飲んでます。
あと、ビタミンCは、1週間ほど抜いたことがあるのですが、少し過敏さがましたので
ビタミンCは、1日１０００ｍｇ飲んでいます。
調子悪かったり、何かに暴露したら、その時に、もう１０００ｍｇ飲んでます。
来月くらいから、化学物質過敏症のボランティアを少しずつ始めようと思っています。
いま、苦しんでる方、そのご家族、周りの方、みんな大変だと思います。
いまより、きっと、よくなりますから、がんばってくださいね！