連休中、大阪府吹田市の千里の丘に広がる万博記念公園へ出かけた。そびえたつ太陽の塔の周囲には新緑が茂り、走り回る子供たちが歓声を上げ、カップルが語らう。そういえば来春、この市民の憩いの場が、国から大阪府へ返還されると聞いた。どういった経緯があったのか。府の管理になると公園はどう変わるのだろう。
現在、約260ヘクタールに及ぶ公園を管理しているのは財務省所管の独立行政法人、日本万国博覧会記念機構だ。公園内にある事務局を訪ねた。
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そもそも1970年の日本万国博覧会(大阪万博)の会場跡地が、なぜ公園となったのか。「欧米では、万博跡地は公園にするのが主流。それを踏襲したのです」。平田清・営業推進課長が説明してくれた。例えばパリのエッフェル塔があるシャン・ド・マルス公園は、1889年に開かれたパリ万博の跡地。エッフェル塔は万博のシンボルだった。
大阪万博の跡地についても、国の有識者会議が「緑に包まれた文化公園にする」と答申。これに沿って、エッフェル塔に相当する太陽の塔ともども、公園として整備されたのだという。その後、日本で催されたつくば万博(1985年、国際科学技術博覧会)や愛知万博(2005年日本国際博覧会、愛・地球博)など、万博会場跡地はいずれも公園となっている。
ただし沖縄国際海洋博覧会(1975~76年)跡地を除いて、公園管理者はいずれも地元自治体だ。どうして大阪万博の場合は、国が管理することになったのだろうか。
万博記念公園、三井不動産
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