【戸村登】耐震補強工事が施された後、内部を一般公開する方針が固まった「太陽の塔」(大阪府吹田市)。1970年の大阪万博の後、一般には塔の1階部分しか公開されたことがなかった。あの中はいま、どうなっているのだろう。入ってみると、現代美術家の故岡本太郎氏が43年前に披露した空間が、万博の余韻を感じさせる状態で残されていた。
日本万国博覧会記念機構は今年度にも塔の補強工事を始める予定だが、「万博当時の面影をできる限り再現・復元したい」という。一般公開の目標は2015年3月。「懐かしい未来」との再会が待ち遠しい。
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朝日新聞社会部