公益法人って何?日展再度総会?
良くわからないけど、公益法人になってから、規約が多くて、やることなすことが事務的と言うか官僚的というようになったと嘆く人もいるくらいです。「心こそ大切」なんじゃあないの・・・・・
日展の各科の人事が総会で決まり、それを皆が承認して決定ということであろうが、彫刻界の幹事に決まった中村宏先生が一身上の都合により、どうも日展、日彫会、白日会(洋画と彫刻からなる研究グループ)からも退会するよな旨の噂を聞いている。これによって来る19日に再度総会を開くことになった模様である。
これから書くことはすべて私の独断と偏見で書くことをご了承願いたい。
第74回定時総会で人事が決まったのに、彫刻科から中村先生が幹事を辞退したのである。健康上の問題なら、それは致し方ないが、どうもそうではなさそうである。要するに根が深いのである。
それにもう一つ分からないことは各科(日本画、洋画、工芸、書)は最高責任者が常務理事クラスの人がなっているのに彫刻だけが常務理事の上に顧問がいることである。
常務理事に任せればいいのでは?独裁者であるまえに・・・・・・
人事の話し合いの時に、もっと常務理事クラスの方々が話し合いを行いばこんなことは起こらなかったのではないの?
「今度、君に幹事をやってもらおうと思うが、君、引け受けてくれるかい」と聞けば、こんな問題は起こるはずがない。
話し合いもしないで、一人の人間が独断で決めるからこんなことになるんです。それによって各科の人たちがどれだけ迷惑を掛けることになることか・・・・・
みなさん高齢な方も多く、総会の為に再度、京都から大阪から新幹線でわざわざ出席しなくてはならない人もいる。そんなの無駄です。
彫刻科の問題なのであるから、彫刻科だけで決めて、後は書面で各科の人たちに報告すれば、それで良いのでは、「話し合いによって桑山さんが幹事に決まりました」と・・・・・・
なるべく無駄な総会は開く必要はないと私は言いたいのである。「打てば響く行動をとらねばなりません」これからは・・・・
理由があって欠席する場合は「委任状」に出席者の誰々に委任いたしますと書いて提出すば良いことになっていると言う。
また、公益法人になっているのは日展に限ったことではないから、何らかの参考にしてもらえれば幸甚なことである。ともかく日展がその模範となってもらいたいものである。
日展の会合にも彫刻会の会合にもろくに顔も出さない人が、〝良いとこ取り〟をし、頭ごしに人事に口をはさむからこんなことになるんです。だから普段の話し合いやお付き合い、もしくは家庭訪問が大事なんです。
それに中村宏先生も引いたら負けです。男であれば戦わなくてはなりません。
中村先生も僕に手紙をくれていた時は、やる気満々だったのだが、その時は彫刻会の幹部からも声もかけられず、ほぼ上の方が決まり、いまさら僕を担いでも「何だ。今ごろになって」という気持ちもあったのかも知れませんね・・・・
しかし、仏(ほとけ)の別名を「忍能」(にん・のう)というらしいです。
仏は耐え忍ぶことができる人のことを言うらしい。
直ぐにカッと頭に血が上る人や、少しくらい面白くないことが起こったからといって、穴をまくるようでは、絶対に仏にはなれないのです。
男は歯を食いしばって、なにクソ負けてたまるか。何でも来い。と大きく受け止める度量と抱擁力が必要です。
それでこそ男というものです。そうは思いませんか・・・・・・・
つづく |