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ファンモン解散!加藤、涙こらえ「永久に不滅」

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ファンモン解散!加藤、涙こらえ「永久に不滅」

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東京ドームで解散公演を行ったFUNKY MONKEY BABYSの左からファンキー加藤、DJケミカル、モン吉。3人一緒の姿も、これが最後だ  人気3人組ヒップホップユニット、FUNKY MONKEY BABYSが2日、東京ドームで解散公演を行った。最初で最後の大舞台で約10年間の活動にピリオド。リーダーのファンキー加藤(34)は「今日は悲しいだけの卒業式じゃなくて、それぞれの新しい未来への入学式です」と涙をこらえてあいさつ。2日間で集まった10万人のファンが別れを惜しんだ。

 約4時間行われた公演のアンコール。リーダーのファンキー加藤(34)は涙をこらえた。

 「みんながいてくれたから、10年間の音楽生活は幸せしかありませんでした。今日を一生忘れない。心の中では、ずっと音楽を奏でていて。僕らは永久に不滅ですから!」

 元野球少年らしく、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(77)の現役引退スピーチを思わせる言葉で万感の思いを込めた。

 東京ドーム公演はファンとの最後の約束だった。一昨年7月に予定していたが、東日本大震災の影響を考慮して一度中止にしており、ファンの期待に応えてラストステージで実現させた。

 2007~08年ごろに解散危機があったことも告白した加藤は「支えてくれたのはベイビーズ(=ファン)の存在、笑顔です。皆さんの笑顔に導かれて東京ドームのステージに立てました」とファンに感謝した。

 グループは2004年に東京・八王子市で加藤、モン吉(34)で結成され、DJケミカル(31)が後に加入。デビュー前は観客が数人しか集まらない時期もあったが、熱血漢の加藤とマイペースなモン吉の年長2人を個性派のケミカルが慕い、異なる持ち味の3人で苦節を乗り越えてきた。

 09年から4年連続でNHK紅白歌合戦に出場。前日の1日と合わせて2日間で10万人が来場した解散公演は、先行予約で60万通の応募が殺到。老若男女に愛されるグループに成長した。

 ステージではデビュー曲「そのまんま東へ」や「あとひとつ」など25曲を歌い、ケミカルとモン吉も10年間の思いを吐露した。解散後、実家の寺を継ぐための準備に入るケミカルは丸刈り頭で登場。木の着ぐるみをかぶると、加藤から「本当に住職になるの?」と突っ込まれて笑いを取るも、「人生で少しでも大変なことがあったら、曲は残っているから聴いてほしい。記憶の中に今日のことは残る」とメッセージ。

 音楽活動を継続するモン吉は「10年弱本当にありがとうございました。マジ楽しかったっス」と明るく振る舞った。加藤も「今日は悲しいだけの卒業式じゃなくてそれぞれの新しい道への入学式です」とネクストステージでの再会を約束した。

 それぞれの道を歩む3人は、最後に手をつなぎ「ウィー・アー・ファンキーモンキーベイビーズ!」。場内一体となって叫び、別れを告げた。

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