国民栄誉賞:長嶋、松井両氏に授与 東京ドームで
毎日新聞 2013年05月05日 14時47分(最終更新 05月06日 00時23分)
プロ野球・元巨人監督の長嶋茂雄氏(77)、巨人と米大リーグ・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(38)の国民栄誉賞表彰式が5日、巨人−広島戦に先だって東京ドームで行われた。安倍晋三首相から表彰状と記念品の金色のバットを贈られた長嶋氏は「松井君と一緒にもらうことができた。本当にありがとうございます」とあいさつし、松井氏は「野球を愛する国民のために力になれるよう努力したい」と述べた。
長嶋氏がファンの前で話をするのは、2004年3月に脳梗塞(こうそく)で倒れて以来初めて。
試合の始球式では、打者の長嶋氏が背番号「3」の巨人のユニホームの上着を身につけ、投手役の松井氏は「55」のユニホーム姿で登場した。松井氏が投げた高めのボール球を長嶋氏が左手1本でスイング。空振りとなったが、詰めかけた約4万6000人のファンをわかせた。
国民栄誉賞は2月の大相撲元横綱大鵬の故納谷幸喜氏に次いで22、23例目で、プロ野球では3、4人目。【鈴木篤志】