2013.6.2 05:04(2/2ページ)

阪神・大和、復活2点V打「つよぽんのおかげ」

大和はベンチに帰還し西岡(左)と抱き合って喜ぶ

大和はベンチに帰還し西岡(左)と抱き合って喜ぶ【拡大】

 「いい当たりのヒットもなかったし、いい当たりの凡打もなかった。本当に久しぶりのいい当たりだった」

 この日まで18打席無安打。5月25日の日本ハム戦でサヨナラ劇をおぜん立てする29打席ぶりの「涙のヒット」を放ってから、快音は出ていなかった。9番に降格した初打席で右翼前へのポテンヒットが二塁打となり、19打席ぶりに「H」を灯すと、五回もポテンで二塁打。ラッキーが続いた後に飛び出した3本目の二塁打で今季7度目の猛打賞となった。

 打撃不振の間、和田監督から、マンツーマン指導を受けた。「監督直々にティーを投げてくれて、それに応えないといけなかった」と振り返る。将が投げるボールを打ち込み、下半身への意識を持ちながらの土台作り。それが実った。

 「これで楽になりました。打つのは波があるので、守りはしっかりやりたい」

 2日から始まる福岡でのソフトバンク2連戦(ヤフオクD)では2番復帰が濃厚。不振からよみがえった男が、奪首のキーマンとなる。(渡辺 洋次)

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(紙面から)