建設・住宅
清水建など、津波がれきから造粒砕石−リサイクル技術を実用化
【仙台】清水建設は産業廃棄物処理の恵和興業(仙台市泉区)と共同で、東日本大震災の津波で生じたがれきを原料に造粒再生砕石を製造するリサイクル技術を実用化した。清水建が災害廃棄物処理を進める宮城県南三陸町内の復興事業を中心に、路盤材や地盤かさ上げの盛土材として総量約14万トンを供給する計画。町内におけるがれき処理業務のリサイクル率は99%に達する見通しだ。
造粒再生砕石の製造技術は、東北大学大学院環境科学研究科の高橋弘教授に指導を受けて開発した。陶器やガラス片、レンガなどの不燃混合物、木くずといった可燃混合物の焼却灰、津波堆積物の洗浄工程で回収される残渣を原料とする。
分別済みの不燃混合物と焼却灰は、前処理で粒径6ミリメートル以下に粉砕しておく。粉砕した不燃混合物と焼却灰、残渣をほぼ同量で計85%、セメントと水、有害物質を不溶化する液剤を計15%配合し特殊なミキサーで高速撹拌して造粒する。
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