のげやまくん　「会いたい」に応えて　縫いぐるみ化　ネット募金

　横浜市の野毛地区をＰＲする「非公認」ゆるキャラ「のげやまくん」の縫いぐるみ製作に向け、作者の男性が資金の寄付を募っている。十センチ程度の大きさで、二百個を作りたいといい、二十万円を目標にネット上で協力を呼び掛けている。（志村彰太）

　寄付は、「キャンプファイア」というインターネットサイトで募集。金額は五百円単位で、千円の寄付で「のげやまくんステッカー」、千五百円以上で縫いぐるみを贈る。金額が上がるごとに、ポストカードなどプレゼント品が増える。

　期間は八月十五日まで。目標より多くの資金が集まった場合、野毛山動物園（横浜市西区）に寄付したり、二百個以上の縫いぐるみを作って市内の保育園や幼稚園などに寄贈するという。

　縫いぐるみを作ろうとするのは、のげやまくんの活躍を知らせた本紙報道もあり、ファンから「のげやまくんに会いたい」「のげやまくんのグッズが欲しい」といった要望が殺到したため。作者の男性は「のげやまくんは、六月で二歳になる。続けてこられたのも、応援してくださる皆さんのおかげ。今回、一つの区切りとして、縫いぐるみ製作に挑戦した」と話している。

　「キャンプファイア」は二〇一一年に開設。小口の資金を広く集めて新規事業に投資する「クラウドファンディング」を扱い、常時四十件ほどの募集案件を掲載している。運営会社は「のげやまくんのさらなるファン獲得に向けて、役に立てれば幸い」とコメントしている。