愛犬の病死を乗り越えて、復帰戦を飾った赤穂=東京・後楽園ホールで
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昨年大みそかに当時のWBC世界スーパーフライ級王者佐藤洋太に挑戦して破れた、WBO同級10位でWBC同級14位の赤穂亮(26)=横浜光=が1日、東京・後楽園ホールで再起戦に臨み、53キロ契約10回戦でフィリピンバンタム級15位エルマー・フランシスコ(27)に左ボディーからの右フックで4回44秒KO勝ちした。
5月3日のタイでの防衛戦で佐藤は王座から陥落したが、赤穂は「狙うは世界。でも、男として、世界タイトルとは関係なく負けた相手にリベンジしたい。赤穂亮は死んでいない」と再戦を熱望した。
赤穂は愛犬家で、佐藤戦の翌日の元日、愛犬レオ君がリンパ腫の病魔に倒れた。懸命の看病もむなしく、2月19日に死亡した。一時は引退も考えたが、レオ君の死後、気持ちをリセット。天国のレオ君のためにも、男になる。(竹下陽二)
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