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よろい着けた人骨 胴体部分を初公開6月1日 22時52分
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群馬県渋川市の古墳時代の遺跡で見つかった、鉄製のよろいを身に着けた男性の骨の胴体部分が、1日に開かれた調査委員会で、初めて公開されました。
群馬県渋川市の「金井東裏遺跡」では、去年11月、古墳時代の鉄製のよろいを着た男性の骨が見つかり、全国でも例のない貴重な発見として注目されています。
1日は専門家による調査委員会が渋川市で開かれ、よろいの背中の部分を取り外した男性の胴体が初めて公開されました。
胴体は背骨がつながった状態で残っているほか、ろっ骨もしっかりと形をとどめるなど、保存状態がよいということで、専門家は時間をかけて観察していました。
また、1日の委員会では、骨が見つかった遺跡の発掘調査で、円形の古墳や住居の跡、それに大量の土器などが見つかったことも報告されました。
調査委員会の委員を務める九州大学大学院の田中良之教授は、「よろいで守られていたため、骨の保存状態がよかったのだろう。この男性がどういう人物だったのかは、新たに見つかった古墳などとの関係も含めて考えていく必要がある」と話していました。
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