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日韓防衛相の正式会談は見送り
6月2日 4時7分

シンガポールを訪れている小野寺防衛大臣は、1日、日本・アメリカ・韓国の防衛相会談に臨み、北朝鮮の挑発行為を抑えるため、引き続き3か国が協力していくことを確認しました。
一方で、日韓の正式な会談は見送られ、政府は、歴史認識を巡って関係がぎくしゃくするなか、日本の立場を丁寧に説明し、理解を求めていくことになりそうです。

「アジア安全保障会議」に出席するためシンガポールを訪れている小野寺防衛大臣は、1日、アメリカのヘーゲル国防長官、韓国のキム・グァンジン国防相と会談しました。
会談では、北朝鮮の核やミサイルの開発や、さらなる挑発行為を抑えるため、3か国が引き続き協力していくことを確認し、共同声明を発表しました。
一方、小野寺大臣は、夕食会などの機会を利用してキム国防相と非公式に接触し、両国の機密情報の共有など実務的な課題について意見を交わしたということです。
ただ、日本側が打診していた正式な会談は、歴史認識を巡る問題で日韓関係がぎくしゃくするなか、見送られました。
小野寺大臣は1日夜、記者団に対し「正式な2国間の会談でなくても、十分意見交換できたというのが両国の共通認識だ」と述べましたが、「アジア安全保障会議」では、出席者から「日韓関係の悪化は、東アジア地域の安全保障にとって好ましくない」という懸念も示されました。
小野寺大臣自身、演説の際、歴史認識を巡って、「安倍内閣は歴代内閣と同じ立場を引き継いでいる」と述べており、政府としては、日本の立場を丁寧に説明し、理解を求めていくことになりそうです。

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