防衛相、歴史認識に異例の言及
橋下氏との違い強調
【シンガポール共同】小野寺五典防衛相は1日、アジア安全保障会議での演説で、安倍政権の歴史認識について「痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明する歴代内閣と同じ立場を引き継いでいる」と述べた。従軍慰安婦発言で物議を醸した日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長にも触れ、政権の立場とは異なると強調した。
防衛相が安全保障関連の国際会議で、安保とは直接関連しない話題に言及するのは異例。過去の植民地支配と侵略を認めた村山富市首相談話に関する安倍晋三首相の発言や、橋下氏の発言が国際社会で波紋を呼んだことが背景にある。(共同通信)
【 2013年06月01日 21時00分 】