政治経済学部法律学科の公開授業(学内)の一環として開催されている「現代フォーラム2005 戦争を考える」(全4回)の3回目が、10月11日に本学記念館講堂で開催された。
今回は「ポストコロニアリズムとは何か」と題して、東京都立大学助教授の本橋哲也氏が講演し、前田朗氏(東京造形大学教授)の司会のもと、本橋氏と高演義氏(朝鮮大学校教授)による対談があった。
他学部の学生や教員も参加したなか、フロアーからの質問も受け付けて活発な議論が繰り広げられた。参加したある学生は、「植民地支配後の諸問題への問題意識が鮮明になった」と感想を述べた。
「現代フォーラム2005」の企画は、連続講演と対談・座談会の形式で開かれているが、第1回(6月7日)は「戦争犯罪とは何か、人道に対する罪と何か」と題して前田朗氏が講演をして、同教授と宮本弘典さん(関東学院大学教授)が対談した。
第2回(7月5日)では、「女性国際戦犯法廷の成果」と題して、講演をルポライターの西野瑠美子さんが行い、西野さんと前田朗氏と宋恵淑さん(人権協会)による座談会が行われた。