カーネーション出演!その弐/岸和田闇市の店主と通行人とは?
ここはNHK大阪放送局、10月25日(火)
「本番準備願います!」と号令、朝9時!
岸和田市民エキストラ、昭和20年。
「壱/市民エキストラどうなる?」に続き、
連続テレビ小説カーネーション出演レポートです。
吸っているのは闇タバコか?隠匿物資か?
この時点で、実に和やかな雰囲気ですが
これから実に、午後1時45分まで
休憩はなかったのです・・・・・・
スタジオへ!おぉー・・・昭和20年の岸和田某所、闇市がそこにあります。
一番驚いたのは煙?湯気?もくもくと上がっているのです。
闇市の露店には実際の食べ物が煮炊きされており、スタジオに煙や湯気が
立ち込めているのですね・・・すごいぞNHKのスタジオ美術!
朝ドラ「カーネーション」で漂ってくる"空気感"ってありますね。
NHKのスタジオには「におい」や「味」、「シズル」などが存在します。
こういうところで、ドラマが収録されているわけなんですねぇ!
こうやって昔の岸和田を再現、毎朝お茶の間に届くのですカーネーション。
事前に割り振られた
「店主」、「通行人」・・・
ADさんが的確に配置を説明・・・
自分が"何屋の店主なのか?"
わからんままにスタジオ入りしましたが、
ようやく役柄がわかります。
進駐軍払い下げのコンビーフや
闇タバコなど好評販売中!
隠匿物資、M資金についても
オコエガケください。
という説もある「ホルモン焼き」。
フード関連の美術さんが
焼き方を指導中!
(研究されてるんでしょうな・・・)
本番では常に、熱々ホルモンを調理。
いわゆる古着屋さん・・・
配置後数分でなりきってます。

注意しながら焼いてください。
エキストラ出演で、まさか、
今日は1日、
焼き鳥を焼き続けるのか!!
はい、通行人です。そのとーり、でも
芝居ありますよ、ポンせんべい、
食べながら闇市を物色。
(ずぅ~っと食べながら歩く)
彼はなんと、最も狭い屋台に・・・
乾物屋さん?魚屋さん?
ずぅ~っと七輪で煮干を焼くことに。
ずぅ~っと中腰。
でもやっぱり焼き鳥を持ったり
おにぎりをほうばって歩くなど、
あくなきリアリティー追求ですわ。
エキストラといっても、
本当に細部まで、世界を作ります。
カメラは3台、4台、いろんな角度で
このセットを狙っているのです!
カーネーション。今回収録のストーリーは・・・
ネタバレになるのでヒ・ミ・ツ・う・ふ・ふ。しかし、
いくつもの撮影を午前中に行う予定になっています。1シーンで、何度も撮影・・・
「全てのカットで、全員が写っていると思ってください!」。これは大変ですわ。
その都度ことなる演出が入ります、ほとんどのエキストラに。
「永井さんそのままで」、「坂谷さん!」、「大槻さんは...こう...」
ADさんは岸和田市民エキストラの本名で呼びかけ(憶えてくれるんや!)、
一人ひとりに優しく演技指導してくれます。
戦後復興のスタートライン、モノが無い時代にモノが集まり
人も集まった岸和田の闇市、その雑踏、バイタリティーを表現するうえで
昭和20年の人々(岸和田市民エキストラ)の"活気"が必要です。
"声ください!皆さんの活気ください!"監督のことばが伝えられます!
よーい!スタァーット!!
安いでぇ買うちゃってや!他で売ってへんでぇ!
おっさん、これ高いでぇ!まけてぇやぁ!
兄ちゃん安しとぉくで!ゆっくり見ちゃってやぁ!
やるやないの岸和田市民エキストラ!
こういうときのスイッチの入り方・・・昭和20年と意識せんでも、普通のままでOK!
岸和田人恐るべし!
自分が写っていたら笑みがこぼれます。
チェックしながら皆さん、
ポンせんべいとか、焼き鳥持ったまま。
役者魂に火がついたか・・・
緊張しつつ撮影開始!・・・実はこのあともずずずずぅ~と夜まで
緊張しっぱなしとなるのでした。岸和田市民エキストラ奮闘気、
まだまだ続きます。次回レポートに続く!
●関連リンク
・「NHK カーネーション出演!壱/市民エキストラどうなる?」
・「岸和田市民エキストラ緊急出動!カーネーションNHK大阪放送局へ」
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