韓国観光ＰＲで女性記者１００人招待

6月1日 0時31分

日本と同じように観光を成長産業と位置づける韓国政府は、日本や中国をはじめとする国々から１００人の女性記者を韓国に招待し、美容や韓流の音楽を体験してもらうといったユニークな取り組みを始めました。

これは、韓国観光公社が初めて実施したもので、日本から４０人をはじめ、中国や香港、台湾から合わせて５０人、それに東南アジアや欧米から１０人の合わせて１００人の女性記者を韓国に招待しました。
３０日、ソウルに到着した一行は歓迎晩さん会に出席し、観光公社のイ・チャム社長は「韓国の魅力を、流行や文化に敏感な女性記者の皆さんに知ってもらい、広くＰＲしてほしい」とあいさつしました。
２泊から４泊のコースは国や地域ごとに分かれていて、観光公社は、日本の記者たちには、３０日から３１日にかけて、韓国の酒マッコリの味の違いを楽しんだり、Ｋポップダンスの振り付けを学んだりしてもらいました。
一方、日本を抜いて最も多くの観光客が韓国を訪れるようになった中国の記者たちには、一層多くの団体旅行の誘致につなげようと、主に地方の観光地を視察するコースを組みました。
韓国政府は、日本と同じように観光を成長産業と位置づけ、去年韓国を訪れた外国人は初めて１０００万人を超えましたが、日本からは円安に加えて政治面の冷え込みもあって落ち込んでいるため、観光公社は、今回の取り組みを日本からの観光客回復にもつなげたい考えです。