1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 00:31:03.97 ID:G7htFu71O
ガチャッ
一夏「あぁー・・・疲れた・・・」
一夏「楯無さんの特訓は身になるけど・・・ハードすぎ・・・あれ・・・?」
一夏「・・・布団がない」
一夏「・・・敷布団も掛け布団もない・・・」
一夏「・・・・・・」
一夏「・・・なんでだ?」
一夏「・・・眠れないしとりあえずなんとかしないと」
コンコン
『誰だ?』
一夏「織斑です」
『入れ』
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 00:40:44.04 ID:G7htFu71O
ガチャッ
千冬「なんだ」
一夏「部屋から布団が失くなったんだけど、予備とかないかなと思って」
千冬「布団が?」
一夏「敷布団も掛け布団もなくてさ。掃除の業者さんでも入ったのか?」
千冬「そんな予定は聞いていないな」
一夏「じゃあなんで・・・布団なんか盗む人いないだろうし」
千冬「知らん」
一夏「し、知らんって。このままじゃ眠れないんだけど予備ってない?」
千冬「ない」
一夏「ない!?じゃあどうしたら」
千冬「別に布団がなくても死にはせんだろ」
一夏「死にはしないだろうけどさ!」
千冬「なんなら久しぶりにわたしと寝るか?」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 00:48:15.61 ID:G7htFu71O
千冬「特別に子守唄もつけてやるぞ?」
一夏「じ、自分でなんとかするよ!」
バタン
千冬「・・・やれやれ」
一夏「仕方ない・・・暖房つけてバスタオル被れば眠れないこともないだろ」ガチャッ
ビュウウウ………
一夏「さむっ!?」
一夏「なっ、なんで窓開いてんだ!?」
バタン
一夏「さっきは閉まってたのに・・・」カチカチ
一夏「・・・」カチカチカチ
一夏「・・・暖房がつかない!!」
一夏「なんだこれ・・・虐められてるのか?」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 00:55:47.12 ID:G7htFu71O
一夏「・・・・・・」ガタガタ
一夏「・・・ぅぅ・・・」ガタガタ
一夏「・・・無理だ!!しし死んでしまう!」
一夏「こここうなったら千冬ねえの部屋に・・・」
一夏「いや・・・この歳になって姉弟で一緒になるなんて恥ずかしい真似できない・・・」ガタガタ
一夏「でもこのまま朝まで耐えるのは無理だ・・・お迎えが来る・・・」
一夏「ぅ・・・」ガタガタ
一夏「も、もうなりふり構ってる場合じゃない!!」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 01:04:50.67 ID:G7htFu71O
コンコン
『はーい?』
一夏「お、俺だけど入ってもいいか?」
『一夏?どうぞ』
ガチャッ
一夏「あぁ暖かい!」
シャル「ど、どうしたの?」
ラウラ「わたしの顔を見に来たのか。感心だな」
一夏「ちょっとラウラ失礼します」ギュッ
シャル「だっ!?」
ラウラ「な、なんだ?」
一夏「暖かい・・・暖かい・・・」ギュウウウ
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 01:17:28.94 ID:G7htFu71O
シャル「なっ、なにしてるの!?離れて~!」グググ
一夏「ふぅ・・・ラウラあったけぇ・・・」ギュウウウ
ラウラ「く、苦しいぞ一夏」
一夏「あ、あぁごめんな」スッ
シャル「もうっ!突然きてなんなの!?」
一夏「なに怒ってんだ?」
シャル「怒ってないよ!」
シャル「布団がなくなって暖房もつかないから僕たちの部屋に来た、と」
一夏「そうなんだよ。あれじゃ眠れないからラウラのベッドで寝かせて貰おうと思ってさ」
ラウラ「わたしはかm」
シャル「だめ」
一夏「え?」
シャル「だめ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 01:27:07.35 ID:G7htFu71O
ラウラ「なぜだシャルロット。わたしは一向に構わないぞ。なんといっても私たちは夫婦だからな!」ドヤッ
一夏「夫婦は置いといて、ラウラならちょくちょく一緒に寝てるしこの状況なら仕方ないだろ?」
シャル「仕方なくないよ。男の子なんだからそれくらい我慢したら?」
一夏「なに怒ってんだって」
シャル「怒ってないったら!!」
ラウラ「シャルロットは一夏がこの部屋で寝ることに納得がいかないんだな?」
シャル「ラウラが布団持って一夏の部屋にいくのも駄目だからね」
ラウラ「うっ」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 01:54:10.19 ID:G7htFu71O
一夏「べつにラウラがなにしようとシャルにh」
シャル「織斑先生に一夏が突然部屋に押しかけてきてラウラと寝ようとしたって報告しないと」
一夏「帰ります!」
一夏の部屋
一夏「・・・ぐぅぅ・・・」ガタガタ
一夏「寝たら死ぬ・・・駄目なやつだこれ・・・」ガタガタ
一夏「どっかからすき間風でも入ってるのか・・・?」ガタガタ
一夏「・・・風呂入れば・・・い、いや風呂であったまった後に冷えて地獄を見る・・・」ガタガタ
一夏「誰かに助けを・・・こ、こうなったら体裁を気にしてる場合じゃない!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 02:03:23.46 ID:G7htFu71O
コンコン
『はい?』
一夏「こここんな時間にすいません!織斑です」
『えぇぇっ織斑くん!?な、なんですかぁ?』
一夏「は、入っていいですか?さささささ寒くて」
『あっ、でも』
一夏「お願いします!助けて下さい!!」
『あ、開けるから大きい声出さないで』
ガチャッ
一夏「失礼します!」
山田「きゃっ!」ドサッ
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 16:44:43.42 ID:G7htFu71O
一夏「さっ、さむさむさむ!」ダダダッ
山田「織斑くん!?なっ、なに」
バサッ
一夏「ううぅあったけぇ・・・」
山田「きゃーっ!わわわたしのベッドでなにしてるんですか!?」
一夏「あったまっています!」
山田「どっ、どうして!?」
一夏「暖かいし良い匂いもする・・・」クンクン
山田「きゃーーーっ!匂いなんて嗅がないで!」
千冬「うるさいぞま・・・」
山田「あっ」
一夏「げっ」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 16:51:47.53 ID:G7htFu71O
一夏「暖房も壊れてて・・・すき間風みたいなんも入ってきて本当に寒くて・・・死にかけて・・・」
千冬「それで?」
一夏「我慢してみたんだけど身体が冷え切ってしまって・・・山田先生なら優しいから泊めてくれると思ったんだ・・・」
千冬「それで?」
一夏「山田先生の部屋に入ったら暖かくて・・・暖かそうなベッドがあって・・・我慢できなくて・・・本当にやましいこととかは一切なかったんだ!!」
千冬「誰が正座を崩していいと言った」ゲシッ
一夏「あぁんっ!」
山田「あの、織斑先生。悪気はなかったみたいですし、それに本当に布団も暖房もダメになってましたしこれくらいで許してあげても」
千冬「・・・なにか?」
山田「ひぃっ!すすすいません!」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2013/01/08(火) 17:01:36.87 ID:G7htFu71O
千冬「そんなに寒いなら温めてやろう」
一夏「えっ?」
千冬「出番だぞ」パチン
鈴「・・・」
一夏「ま、まさか!?」
鈴「・・・ごめんね一夏」ギュッ
一夏「うわあっ!やめろはなしてくれ!!」
鈴「さよなら天さん」
一夏「うあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
一夏は爆炎でこれ以上なくあたたまった
劇終
あのさぁ・・・