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【ゴルフ】

木戸愛 ガニ股改善でスコア改善

2013年6月1日 紙面から

リゾートトラストレディース第1日、1番でティーショットを打つ木戸愛=兵庫・関西GC(中西祥子撮影)

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◇リゾートトラストレディス<第1日>

 ▽31日、兵庫県・関西GC(6522ヤード、パー72)▽晴れ時々曇り、気温25・7度、風速3・7メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽108選手(うちアマ5人)▽観衆2361人

 美脚プロゴルファー・木戸愛(めぐみ、23)=ゼンリン=が4バーディー、ノーボギーの68で首位と2打差、4アンダー4位の好スタートを切った。今季開幕から、重心を低くすることを主眼に実践していたガニ股アドレスを修正して、ツアー2勝目に大きく前進した。6アンダー首位には若林舞衣子(24)=ヨネックス=とイ・ボミ(24)=韓国=が並んだ。

 梅雨入りしたばかりの近畿地方で、木戸は晴れやかな笑顔だった。開幕戦2日目から33ラウンドぶりのノーボギーラウンド。大きなストライドでフェアウエーを歩く姿にも自信がみなぎった。

 「ここ数試合、全体的にゴルフがよくなくて。いい流れをつかむことができなかったけど、今週の練習日からフィーリングが戻って来た」

 6番パー4で、残り165ヤードをピン左手前2メートルにつけてバーディーを先行すると、11、12番で連続バーディー。14番パー3では9メートルの長いパットを沈めた。「ピンチも乗り越えられたし、いいゴルフだった。ショットがよくなったら、チップやパッティングもよくなった」

 今オフ、単身渡米してフロリダ州のゲーリー・ギルクリスト・アカデミーの門をたたいた。ヤニ・ツェン(台湾)らに交じり練習する中、指導を受けたのは「スイング中の重心を低くすること」だった。木戸はスタンスを広くして膝を大きく曲げるアドレスを実践。周囲からは「ガニ股アドレス」とからかわれたが、気にしなかった。

 「小さいころから、私は父(修さん)のプロレスを見るのが平気だった。さすがに血まで見るとちょっと引くけど、やられてる姿でも私にとってはカッコよかった」。それだけに「ゴルフがうまくいくなら、少々格好が悪く見えても構わない」と、かたくなに、ガニ股で戦ってきた。

 だが、3週前にキャディーの指摘で「やりすぎてバランスが悪くなっていた」と気づき、スタンスを狭めにした。すると、上体も起きて「右に行きがちだったショットが思い通りのイメージになってきた」。その修正が数字に現れ、昨年7月のサマンサタバサレディース以来のツアー2勝目も見えてきた。 (月橋文美)

 

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