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素晴らしき悪役列伝 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2010-10-27

[][][]巌徒 海慈

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逆転裁判/蘇る逆転に登場。

別名ガント局長。

地方警察局の局長であり、イトノコ刑事の直属の上司であり検事局にも影響力のある男。

いかつく筋肉質な体つきやまるで神話の神を髣髴とさせる顔をもっており何を考えているかわからないように見えるが口調は軽妙で飄々としている。

裁判長とも旧知の仲らしく「チョーさん」と呼んで慕っており関係は非常に良好である。

だが、その正体は自己中心的で邪悪な暴君で御剣をとことん嫌っている。

己の欲望にのみ忠実であり本人曰く「自分にしか興味が無い」というタイプである。

蘇る逆転自体は番外編に過ぎないが、その迫力と卑劣な手口から狩魔豪を越えた逆転シリーズ最強最悪のラスボスとしての評価が高い。

昔から野心があったのか否かはわからないがSL9号事件で当時新進気鋭の検事であった罪門 直斗を殺害しその罪を近くで気絶していた宝月茜にきせるとその現場を彼女の姉でありガント自身の部下であり捜査官の宝月巴にみせて彼女を検事にしたてあげ事実を隠蔽彼女を恐喝し利用しながら警察局長に昇進し巴とともに事件を追っていた捜査官の市ノ谷 響華を解雇し、同じく捜査官の罪門 恭介を警備室の主任に格下げした。

しかし、その後巴たちと同様にSL9号事件の捜査をしていた多田敷 道夫に捜査の再開を要請され動揺したガントは彼を殺害してしまいこの事件が起こる。

しかし巴の話曰くガントはこれ以前から証拠のデッチ上げも多かったらしく狩魔同様に優秀だが手段は選ばなかった男なのだろう。

ナルホドと御剣の活躍により事実が明るみになり罪を認める事になるが、その後彼は御剣

犯罪を強く憎む君には、きっといつかわかる時がくる。

犯罪に一人で立ち向かうには、何が必要か。

なぜなら、君はボクと同じ匂いがするからね。

という意味深なメッセージを残し旧知の仲であり公私問わない友人であった裁判長に別れを告げ法廷を後にした。

その後、彼が死刑になった可能性は高いが彼がいなくなった逆転シリーズの世界においても彼は御剣に大きな影響を与える事になり彼が検事としての道を改めるきっかけにもなった。

恐らく、彼にとってナルホドやイトノコといった協力者や友人が多い御剣は協力者がいなく孤独の道を突き進んでいた彼にとっては憎く思えたのだろう。

孤独な暴君、邪悪な怪人。

犯罪や恐怖に対抗するには自身が権力を握るしかないとおもってしまったのだろう。

果たして我々が住む現実社会はどうだろうか?



陰湿性:S(恐喝や隠蔽工作、理由のない殺人などやっている事は外道)

頭脳:S(全ての人間をだましとおしていた)

強さ:S(非常に粘り強くしつこく彼とやりあった後、かなり疲労感が残る。)

主張:B(思想や主張は非常に曖昧であるかどうかすらわからない。)

人望:A(イトノコ刑事や部下からはそれなりに信頼されてるようにも見える)

権力:S(警察局長の権力を利用し自分に不利な情報は与えないようにしていた。)

benibeni 2013/03/28 02:15 ガント局長が殺人を犯した理由。部下に囲まれながら、孤独な理由。物語でも明らかになっているように、フレンドリーでありながら、自己中心的な性格。これらを鑑みるに、局長は正義感とともに、嫉妬深く、自己愛がなにより強かった。『悪を裁く名お代官様は一人でいいんだ』こういうヒーロー思考があったと思う。それだと、将来的に自分のライバルになる素質の十分なミツルギへのやや異常な嫌悪感や罪門弟を手にかけるに至る最後の動機と捉えても合点がゆきます。色々想像した結果の私のプロファイリングです。ご賛同頂けるなら嬉しい限り。

yumemigatioyumemigatio 2013/04/23 17:02 beni

溜息がでるほど素晴らしい考察です。
自己愛と嫉妬深さは確かに強そうですね。
ぐうの音もでません。

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