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【プロ野球】

井口先制弾、益田は稲尾に並んだ ロッテ30勝一番乗り

2013年6月1日 紙面から

ロッテ−巨人 1回裏1死三塁、10号2ランを放ち生還した井口(右)、三走根元(奥左)は、ベンチでナインに迎えられる=QVCマリンで(武藤健一撮影)

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◇ロッテ4−3巨人

 ロッテが5連勝で両リーグ30勝一番乗り。1回に井口の2ランで先制し、4回は鈴木の2ランで加点した。唐川は約1カ月ぶりの3勝目。9回は益田が締めた。巨人は3連敗。先発のホールトンが崩れ、終盤の追い上げも届かなかった。

     ◇

 1点差の9回2死二塁。ロッテの益田は力を振り絞り、坂本に対し外角速球を投げ込んだ。右飛に打ち取ると、大きく息を吐き、仲間たちとハイタッチを交わした。5月は18試合に登板。球団新となる月間10セーブ目を挙げた。

 月間18試合登板は、1956年の西鉄・稲尾に並んで2リーグ分立後のプロ野球タイ記録。「神様、仏様と言われている方に僕が並ぶのは恥ずかしい気がします。これからはこの記録に恥じないような投球をしないといけないですね」。恐縮気味に振り返った。

 大記録もかかっていたが、マウンドに上がれば記録のことは忘れ、G倒に集中した。前回15日の巨人戦で、1点リードを守れずサヨナラ負け。借りを返す思いで勝負した。先頭は前回安打を浴びた立岡。決め球シンカーで空振り三振に仕留めた。「立岡選手にやられていたのでやり返したかった」とリベンジを果たし胸を張った。

 伊東監督が絶大な信頼を寄せる新守護神だ。「益田で負けたらしょうがない」とまで言わしめる。10日の楽天戦で救援失敗後には指揮官から「頑張ろう」と声をかけられ、笑顔で握手を求められた。「失敗しても声をかけて頂いて、僕なんかに気を使ってもらって光栄です」。首脳陣と深い信頼関係で結ばれている。

 チームは両リーグ30勝一番乗りだ。益田は今季すでに28試合に登板し、17セーブ。「疲れはないです」と頼もしく言い放った。 (水足丈夫)

 

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