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【グラニュース】


ピクシー体制6年目の曲がり角<5> 守備引き締めへ中村起用を

2013年6月1日 紙面から

 緊急連載「ピクシー体制6年目の曲がり角」。第5回はグランパスOBの藤川久孝氏(49)が立て直し策を語る。守備を引き締めるため、ボール奪取能力に優れたMF中村を積極起用すべきだと提言。攻撃ではケネディ、矢野のツートップを強く推した。

 (構成・木村尚公)

 −5連敗で中断期間を迎えてしまった

 「一番気になるのは守備。センターバックとボランチの意思疎通ができていないから、間のスペースを使われている。個々の動きがバラバラの印象だ。相手に余裕を持ってミドルシュートを打たれている。以前ならコースを限定するくらいプレッシャーをかけられていたはずだ」

 −守備の改善策は

 「ボランチの中村直志を起用してほしい。中盤でボールにプレッシャーをかけることができる。高い位置でボールを奪うことができれば、相手の守備が整わないうちに攻撃することもできる。中村が入ることで一石二鳥の効果がある。グランパスで長いことやってきた選手。リーダーシップにも期待したい」

 −攻撃にもてこ入れが必要か

 「自分がセンターバックだったらケネディと矢野のツートップは嫌だ。矢野には高さがあり、前を向いて強引に仕掛けることもできる。サイドに流れるプレーもできる。相手の守備は混乱しやすい」

 −チーム全体でも工夫が足りない

 「今の攻撃はサイドからの一辺倒。縦にパスを入れてDFを食い付かせたり、サイドバックやサイドハーフが中に入って数的優位をつくったりする動きが必要だ。漠然としたパス回しでは守りを崩せない」

 −6月の飛騨キャンプの重要性は

 「負けパターンはいつも同じ。キャンプでは根本的に修正しなければならない。特に守備面は時間を割いて練習した方がいい。選手同士でも話し合うべきだ。このままでは(J1)残留も危ないという危機感を持ってやってほしい」

 

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