大学生刺され死亡 殺人で捜査 山形

5月31日 1時49分

山形県酒田市のアパートの１室で、この部屋に住んでいた１９歳の男子大学生が背中を刺されて死亡しているのが見つかり、警察は、殺人事件として捜査を始めました。

２９日午前１１時半ごろ、山形県酒田市高見台のアパートの２階の１室で、この部屋に住む設樂亮介さん（１９）が倒れているのを、家族から依頼されて訪ねた管理人が見つけ、警察に通報しました。
警察が３０日に司法解剖を行って詳しく調べた結果、設樂さんは背中を刃物のようなもので刺されたことが原因で死亡していたことが分かりました。
警察の調べによりますと、設樂さんは、部屋に置かれたベッドの近くでうつ伏せに倒れていて、死後、数日が経過していたということです。
設樂さんは酒田市にある東北公益文科大学の２年生でこの部屋に１人で住んでいたということで、部屋が荒らされたような跡はなく、ドアや窓の鍵は掛けられていたということです。
警察は捜査本部を設置して殺人事件として捜査を始め、付近の聞き込みを行うとともに交友関係などを調べています。
現場は、大学生が多く住むアパートが建ち並ぶ住宅街にあります。
同じアパートの１階に住む男性は、「亡くなった設樂さんは、見かけるとあいさつをしてくれるような人でした。ここ数日、アパートの部屋で物音を聞いたりうるさかったりすることはなかったです。こんなことが起きて怖いです。早く犯人が捕まってほしい」と話していました。