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“8K” 7年後の本放送を目指す
5月31日 20時54分

放送サービスの高度化を議論する総務省の検討会は、今のハイビジョンより画質が鮮明なテレビ放送の実施に向けた工程表をまとめ、NHKが中心となって開発した8K=スーパーハイビジョンは、7年後の2020年の本放送を目指すことになりました。

検討会には、放送局や電機メーカーの幹部らが参加し、今のハイビジョンより画質が鮮明な4Kと8Kのテレビ放送を行う推進組織が今月設立されたことを踏まえ、放送の実施に向けた工程表をまとめました。
工程表では、今のハイビジョンの4倍の画素数を持つ4Kの試験放送を、ブラジルでサッカーのワールドカップが開かれる来年、世界に先駆けて衛星放送で開始することを目指すとしています。
そして、NHKが中心となって開発した画素数が16倍の8K=スーパーハイビジョンは、リオ・オリンピックが開かれる2016年に試験放送を開始したうえで、東京オリンピックの実現を念頭に、2020年の本放送を目指すとしています。
また、検討会では、放送とインターネットを高度に連携させたスマートテレビについて、4K・8Kの放送と一体的に実用化することが望ましいとして、NHKが開発を進めるハイブリッドキャストなどの技術規格を早急に検討する方針をまとめました。
検討会に出席した柴山総務副大臣は、「今回の成果は、世界のマーケットを先導していくという皆さんの意欲の表れであり、政府の情報通信技術戦略にもきちんと反映させたい」と述べました。

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