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住宅ローン金利 2か月連続上昇
5月31日 17時3分

住宅ローン金利 2か月連続上昇
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大手銀行各行は、このところ長期金利が上昇傾向にあることを受けて、固定タイプの住宅ローンの金利を5月に続いて、6月分についても引き上げることになりました。

住宅ローンの固定金利は、各銀行が10年ものの国債の金利である「長期金利」を主な指標に毎月、決めています。
この長期金利は、4月、日銀が大規模な金融緩和を決めたあと、一時、過去最低の0.3%台まで低下しましたが、その後は上昇傾向に転じ、今月23日には、一時、およそ1年2か月ぶりに1%ちょうどをつけました。
こうした状況を受けて、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行は、固定タイプの住宅ローンについて、5月に続いて6月分についても金利を引き上げることになりました。
このうち、利用者が多い固定期間が10年のローンについては、最も優遇された場合に適用される金利を、5月の年1.4%から年1.6%に引き上げます。
一方、変動タイプの住宅ローンについては、指標となる「短期金利」が引き続き低い水準で推移していることから、各銀行は最も優遇された場合に適用される金利を年0.875%で据え置くとしています。

銀行での相談増える

大手銀行各行が固定タイプの住宅ローンの金利を6月からそろって引き上げるなか、銀行の窓口では住宅ローンの相談に訪れる人が増えています。
このうち、横浜市にあるりそな銀行の支店では、住宅ローンに関する相談が、5月はおよそ400件と去年の同じ月の2倍に増えています。
この銀行では今後、金利が上昇していくのではないかとして、金利が一定期間固定されるタイプの住宅ローンを契約する人が増えていて、その割合はこの1年で契約者全体の0.4%からおよそ5%へ10倍以上に増加したということです。
りそな銀行横浜西口ローンプラザの内山直樹部長は「金利だけでなく住宅価格の上昇や消費税の増税を控えて、買うなら今だろうと考えるお客さんが増えている。また、変動タイプから固定タイプへの借り換えについての相談や質問も多く、金利の先高感に対して心配する人が増えている」と話しています。

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