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燃料高騰でさんま漁解禁を延期5月31日 18時16分
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円安で燃料価格が高騰していることなどを受けて、さんま漁の業界団体は、ことしの太平洋沖のさんま棒受け網漁の解禁日を例年より1週間余り遅らせることを決めました。
太平洋沖のさんま漁は、毎年、8月初旬から始まる棒受け網漁から本格化します。
しかし、さんま漁の漁業者らでつくる「全国さんま棒受網漁業協同組合」では、去年は解禁当初、遠い漁場で水揚げも振るわず、燃料代がかさんで採算が合わなかったことに加え、ことしは円安でさらに燃料価格が高騰していることから、漁の採算悪化を防ぐため、解禁日を遅らせる緊急の措置を取ることにしました。
具体的には、▽20トン未満の小型船の解禁が8月10日、▽20トン以上100トン未満の中型船が8月15日、そして、▽主力となる100トン以上の大型船は8月20日からとし、31日、組合は全国の漁協を通じて対象となるおよそ150隻に通知しました。
太平洋沖のさんま漁の期間の終わりは例年どおり年末までとなっています。
組合は「ここ数年、漁の序盤はさんまの水揚げが少なく燃料代が経営を圧迫していて、やむをえない決断だ」と話しています。
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