日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)が29日、再び毎日新聞にかみついた。発端は27日に東京・日本外国特派員協会での会見の際「毎日新聞の面識のない記者が『お前ちゃんと答えてないだろ!?』『それは何べんも聞いた』などと社会人として不適切な暴言を吐いた」(橋下氏)というもの。
これに対し29日、市役所での定例会見の冒頭、毎日新聞の記者が「社内調査の結果、事実関係が違う。可能なら訂正をいただきたい」と求めた。
しかし、橋下氏は「会場にいた人から情報の提供をいただいた。事実と把握している」と頑として拒否。根拠となった情報提供者についても「情報源の秘匿」として答えなかった。それでも食い下がる記者に橋下氏が言い放ったのは、ある記事の訂正だった。
毎日新聞は元慰安婦の女性2人と橋下氏が面会予定(元慰安婦側がキャンセル)だった24日、ネット上に「橋下氏『政府に法的責任』元慰安婦に表明へ」という見出しの記事を掲載した。
これに橋下氏は「『法的責任表明へ』なんて僕に何も確認せずに、堂々と書いていたじゃないですか。そんな表明の話などしていませんよ。自社のことに目くじらを立てるのであれば、人のことを書くことに注意を払ってもいいんじゃないですか」と激高。
毎日新聞サイドはこれに対して「誤報とは思っておりません」と明言。橋下氏が「では法的責任を表明したか」と反論すれば「面談自体がキャンセルになった」と水掛け論になり、決着しないままやり取りは終了した。
怒りの収まらない橋下氏は「誤報じゃないと言い張っているが、表明なんて全然思ってない。これは意図的なものとしか感じざるを得ない。ちょっと一線を越えていると思う」と不満を爆発させた。さらに「僕の言っている主張を応援してくれる人が必ず離れるような話。権力をチェックするのはいいが、あまりにも感情が入りすぎた攻撃になっている」と再度、毎日新聞をバッサリ。
21日の会見でも「頭が悪い」「無能」などと社名を連呼して毎日を罵倒した橋下氏。バトルに発展するのか。
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