不審郵便物:米大統領にも NY市長宛て猛毒封書と同文面
毎日新聞 2013年05月31日 11時51分
【ワシントン白戸圭一】米メディアは30日、オバマ大統領あての不審な郵便物が見つかったと報じた。米ニューヨーク市のブルームバーグ市長と、市長が発起人を務める銃規制推進団体に送付された、猛毒リシン入りの封書と同じ文面の手紙が入っており、米連邦捜査局(FBI)が関連を捜査している。
FBIは、大統領あての郵便物にリシンが入っているか調べる一方、銃規制を推進する大統領と市長を標的にした同一人物による毒物送付事件の可能性があるとみて、捜査している。
大統領あての手紙は、ホワイトハウスあての郵便物を管理する集配所で見つかった。市長、市長が発起人の銃規制推進団体、大統領にあてた計3通とも20日に南部ルイジアナ州シュリーブポートで投函(とうかん)されていた。
封書には同一の文面の手紙が入っており、「武器の所有は神から与えられた憲法上の権利」などと銃規制強化に反対していると思われる内容が記されていたという。