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迷いアザラシ青森港で保護
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| 浅虫水族館が保護したゴマフアザラシの赤ちゃん=28日 |
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青森市の青森港に28日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが迷い込んでいるのが見つかり、県営浅虫水族館が保護した。けがはないが衰弱しており、餌を食べさせるなどして体力の回復を図っている。同水族館によると、陸奥湾内に迷い込んだアザラシを保護したのは初めてという。
保護されたのは、体長95センチ、体重12.9キロの雌。産毛が生えていないことや体の大きさなどから、生後1〜2カ月とみられる。
同日午前6時半ごろ、同市沖館の「みちのく北方漁船博物館」近くを散歩していた男性が、漁船などを海に出し入れするスロープでぐったりしているアザラシを見つけ、警察に通報。連絡を受けた同水族館の職員2人が保護した。
同水族館によると、ゴマフアザラシは冬から春にかけてオホーツク海の流氷上で出産。子どもは1カ月ほどで離乳する。保護されたアザラシは、餌を探しているうちに海流に流されたとみられるという。
同水族館の杉本匡広報企画課長は「人の手から餌を食べてしまうと、もう野生には戻らない。ここで飼育することになるだろう」と話している。
同水族館は現在、2頭のアザラシを飼育しており、うち1頭は2010年5月に六ケ所村の港で保護された。
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