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できごと
【衝撃事件の核心】「朝鮮人は呼吸するな」暴走する右派系市民グループ、ヘイトスピーチ(憎悪表現)という“鬱憤晴らし”
公安関係者によると、一部のメンバーが市民団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の活動に感化され、グループを立ち上げたとされる。その後、関西在住の在特会員らでつくる「チーム関西」の元メンバーらとともに街宣活動をする中で、昨年夏ごろから神鷲皇国会を名乗るようになった。
在日韓国・朝鮮人が多く住む大阪の鶴橋で昨年9月に行われた「日韓国交断絶国民大行進」というデモに協賛団体として参加。以後、大阪で毎月のように行われた街宣で「ゴキブリ」「ウジ虫」「死ね」「殺す」といったヘイトスピーチ(憎悪表現)を連呼し、その様子を動画投稿サイトにアップすることで注目を集めた。
今年2月には大阪市内で行われた国交断絶大行進の主催者として名を連ね、3月31日に鶴橋で実施された「特亜殲滅カーニバル」というデモも、同会が旗振り役になった。沿道には彼らのヘイトスピーチに抗議する団体も繰り出し、警備の警察官を挟んでにらみ合いになった。
思想なき、鬱憤晴らし
捜査関係者によると、少年と事務局長は同会に参加するまで、活動家としてはまったく無名の存在だったという。
少年は高校中退後に働いたが長続きせず、街宣にのめり込んでいったとみられる。メンバーの中で右翼活動家として公安当局にその名が知られていたのは、桂田被告くらいだった。
公安当局は街宣やネットで知り合った“緩い”つながりが、同会の基底を成しているとみる。
「バカ、ボケとひたすら悪口雑言を繰り返すだけで思想は皆無といっていい。つまりは単なる鬱憤晴らしだ」(公安関係者)
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