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韓国人の元慰安婦女性が橋下氏を痛烈批判 “自分の娘を慰安所に送れるのか?”―中国報道

XINHUA.JP 5月21日(火)18時7分配信

シンガポール・聯合早報(電子版)の報道によると、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)による旧日本軍の従軍慰安婦をめぐる問題に、韓国人の元慰安婦女性がかみついた。現在、2人は日本に滞在している。このうちの1人は「自分の娘を慰安所に送ることができるのか」と憤りを隠さなかった。中国・人民網が伝えた。

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訪日している韓国人の元従軍慰安婦、金福童さん(87)と吉元玉さん(84)は、沖縄で行われた証言集会で橋下氏の発言に強い不満を示し、「許すことのできない言論だ」と強調した。

沖縄県西原町で行われた証言集会で金さんは、終戦間際に戦地の病院で看護に従事させられたことに触れ、「私たちが慰安婦であることを隠すため、看護婦に仕立て上げられた。日本兵の手術には私たちの血を輸血させられた。当時の写真もあり、強制連行の証拠が無いとは言えない」と証言。金さんは、橋下氏の発言について日本が従軍慰安婦制度を必要としていたとするもので、国家の犯罪に等しいと指摘。「日本にとって必要だったというのであれば、その真実を明らかにし、謝罪、賠償するべきだ」と述べた。さらに橋下氏に対して、「必要だというのであれば、自分の娘を慰安所に送ることができるのか」と、痛烈に批判した。

吉元玉さんも橋下氏の一連の発言について「被害を受けた人間がまだ生きているのにひどい言葉を言われ、聞くに堪えない。過ちはきちんと謝罪すべきなのに、逆に人の心をこんなにも痛くさせている」と話した。

(編集翻訳 恩田有紀)

最終更新:5月21日(火)18時7分

XINHUA.JP

 
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