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元慰安婦らが橋下市長との面会を拒否「仕組まれたパフォーマンス」

スポーツ報知 5月25日(土)7時3分配信

 韓国から来日中の元従軍慰安婦・金福童(キム・ボクトン)さん(87)と吉元玉(キル・ウォンオク)さん(84)が24日、予定していた日本維新の会共同代表・橋下徹大阪市長(43)との面会を“ドタキャン”した。

 橋下氏は面会を報道陣に公開して「強制連行の有無にかかわらず、謝らないといけない」と謝罪する意向を明かしていたが、元慰安婦はこれに反発。支援団体「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」が市役所を訪れて会見し、「仕組まれた謝罪パフォーマンスに合わすことはできない」「会う価値も理由もない」との声明を発表した。

 支援団体は中止申し入れ後、市役所前で抗議デモを実施。元慰安婦の「市長本人を前にすること自体が恐ろしく、大きな精神的衝撃となる」とのコメントを読み上げた。

 支援団体はまた、会見で「記者から入手した情報で、橋下市長がひざまずいて謝るというマスコミ操作を準備していることが分かった」と説明。「面会を利用して名誉挽回を図ろうとしている」と非難した。元慰安婦の2人は橋下氏の一連の発言で心身とも疲れているというが、テレビ報道などを見て「(橋下氏の)口をねじってやりたい」などと話していたという。

 一方の橋下氏は退庁時の取材で、面会拒否について「非常に残念。誤解を生んだ発言によって傷つかれたことには、きちんとおわびを申し上げたかった」と神妙な表情。「ひざまずいて謝罪するつもりだったのか」との問いには「いやいや、それはないですよ」と苦笑いで否定した。

最終更新:5月31日(金)6時51分

スポーツ報知

 
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