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中村うさぎさんに賠償命令 小説モデルの名誉毀損

 作家の中村うさぎさんが書いた小説の登場人物のモデルになった大阪府高石市の女性が、小説で名誉を傷つけられたとして、中村さんと発行元の太田出版に計1千万円の慰謝料を求めた訴訟の判決で、大阪地裁堺支部は31日までに、中村さんらに100万円の支払いを命じた。判決は30日付。

 判決によると、中村さんは2010年に小説を出版。インターネットで著作活動をしている女性をモデルにした。

 判決理由で中村哲裁判長は、女性のネット上の活動を知る人が小説を読めば、登場人物を女性だと容易に特定できると指摘。小説は「(女性が)社会的に逸脱した言動をする人物であるとの印象を読者に与え、原告の社会的評価を低下させる」として、名誉毀損があったと判断した。

 中村さんは「固有名詞を使わないなど、原告だと特定できないように工夫している」と主張していた。

[ 2013年5月31日 08:52 ]

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