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'13/5/30

商議所ビル 移転検討へ


 広島商工会議所の深山英樹会頭は29日の定例会見で、広島市中区基町の商議所ビルについて「移転せざるを得ない状況になるのではないか」と述べた。ビルの場所を含む旧市民球場跡地の活用について、広島市が本年度に進める基本計画づくりと並行して、内部で移転を検討する考えを示した。

 商議所はこれまで「市から要請があれば移転を検討する」としてきた。正式な要請はないが、市の跡地委員会が3月に跡地を「文化芸術」「緑地広場」「水辺」のエリアとする方針を示し、商議所も賛同している。

 商議所ビルは1965年完成で老朽化している。深山会頭は現在地での建て替えは「可能性は薄い」、移転先は「市中心部」とした。

 市中心部へのサッカー専用スタジアム建設に向け官民が設ける協議会には、近く委員の候補を提案する考えを示した。県サッカー協会やJ1サンフレッチェ広島が想定する球場跡地への建設については「個人的にはふさわしくないと思う」と、従来の考えを述べた。




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