NHK茨城県のニュース 水戸放送局
住民要望あれば被ばく検査も
東海村にある素粒子実験施設、J-PARCで放射性物質が外部に漏れた事故で、施設側は周辺住民から要望があれば内部ひばくの程度をはかるホールボディーカウンターによる検査を行う考えを示しました。
J-PARCを共同で管理する日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構は29日、県庁で記者会見を開いて調査状況の途中経過を報告し、今回の事故で施設の外に漏れた放射性物質は施設の西側およそ1kmの範囲に広がり、施設境界での最大の放射線量は0.29マイクロシーベルトと推定されたことを明らかにしました。
施設側はこの結果について、年間の被ばく限度量に比べて十分に低く、「環境への影響はなかった」と結論づけていますが、敷地西側には住宅などもあるため、今後、周辺住民に対して、事故の経過などについて直接、説明する機会を設けることにしています。
これまでのところ周辺住民から問い合わせなどは寄せられていないということですが、施設側は住民から要望があれば内部被ばくの程度を調べるホールボディカウンターによる検査も行う考えも示しました。
05月30日 10時54分
茨城県のニュース
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