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【スポーツ】亜大 4連覇 史上3校目2013年5月31日 紙面から ◇東都大学野球 最終週第2日亜大が6−1で中大に連勝し、勝ち点を4とし4季連続21度目の優勝を決めた。勝ち点で並んだ駒大、国学院大を勝率で上回った。4連覇は史上3校目。打線が力強さを増し、絶対的なエースだった東浜巨投手(現ソフトバンク)が抜けた穴を、九里亜蓮(くり・あれん)投手(4年・岡山理大付)と山崎康晃投手(3年・帝京)が十分に埋めた。昨年、準優勝に終わった大学選手権(6月11日開幕、神宮ほか)では11年ぶりの日本一を目指す。 先輩に負けじと、山崎が9イニングを1失点完投。1回戦で完封勝ちの九里に続いて、最終カードで2本柱がそろい踏みして逆転優勝。「オープン戦も結果が出なくて、正直優勝できると思っていなかった。選手にはオープン戦のつもりで、入れ替え戦までに力をつけていけばいいと言ってぐらい」と生田勉監督(46)は振り返った。 開幕カードの青学大戦は、エース九里が6回途中6失点KO。東浜が抜けた投手陣は不安だらけだった。生田監督が打った手は、打線の強化だった。「去年は守ればよかった。今年はピッチャーには3点をあげるので、それを上回る4点を取るにはどうしたらいいかを考えた」。全体練習の7割を占めていた守備練習を打撃に振り替えた。昨年の1試合平均2・4得点を上回る3・8得点で援護した。 九里を2カード目から2回戦に回したショック療法も効いた。「絶対に1回戦を奪い返そうと思った」と九里は発奮。山崎も「練習でも九里さんに負けないように1本でも多く走った」と刺激を受けた。主将の嶺井捕手も、両右腕の良さを引き出し、終わってみれば、昨秋と遜色ないチーム防御率だった。 入れ替え戦どころか、大学選手権にコマを進めた。昨春は、東浜を擁しながら決勝で早大に敗れたが、今年は11年ぶりの優勝を狙える手応えもつかみつつある。控えめな生田監督も「2カ月前なら自信がなかったが、九里、山崎が続けて完投してくれたのは自信になる」と、その気になってきた。 (小原栄二) PR情報
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