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【ゴルフ】

松山がジャンボうならせた 5バーディー、1アンダーの27位

2013年5月31日 紙面から

◇ダイヤモンド・カップ<第1日>

 ▽30日、茨城県・大洗GC(7190ヤード、パー72)▽雨、気温21・2度、南南西の風3・8メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝賞金2400万円▽144選手(うちアマ6人)▽観衆2558人

 新旧怪物の初対決は、大物ルーキーに軍配が上がった。同組でスタートした松山英樹(21)=東北福祉大=と尾崎将司(66)=マックス・インターナショナル=は、松山が5バーディー4ボギーの1アンダー、27位で回ったのに対し、尾崎は1バーディー6ボギーの5オーバー、119位で第1ラウンドを終えた。5アンダーをマークした丸山大輔(42)=アイテック=が単独首位。鈴木亨(47)=ミズノ=ら5人が1打差の2位で続いた。

 怪物ルーキーが目の前でジャンボをうならせた。5番パー4、松山のフェアウエー左からの第2打。180ヤードを8番アイアンで振り抜くとボールはピン手前4メートルに。これを沈めてこの日4つ目のバーディーを奪うと、ジャンボから「よく入ったな」と称賛の声をもらった。

 「話せなかった。偉大な人なので、うち解けるとかはなかった」。ジャンボのオーラに恐縮しっぱなしのルーキーだったが、クラブを握れば気後れすることはない。続く6番でも3連続となるバーディー。第1ラウンドの主役は松山だった。

 完敗にもすがすがしさを漂わせたのはジャンボだった。「失敗こいた。彼にもうちょっといいゴルフを見せたかったのが本音」と悔しがったが、松山への高評価は止まらない。「ボギーしてもすぐに取り返せるあの体がうらやましいよ。(スイングの)かじを取る左手がしっかりしている。オレにもああいう年齢の時があったな」と、自身の若いころを思い出したかのように賛辞を贈った。

 もちろん松山も、間近で見るジャンボのゴルフに感銘を受けた。「アプローチの距離感が本当に素晴らしかった。そういうアプローチがないと勝てないと思ったので、もっと練習しないと。でも自分にはあの打ち方はできない」。随所で見せた熟練のリカバリーに目を奪われていた。

 「あしたがあるからな」と、第2ラウンドを心待ちにして引き揚げたジャンボに対し、松山は「もうちょっとショットの精度を上げないと」と課題を口にした。45歳差の2人がともに刺激し合いながら、上位進出を目指す。 (川村庸介)

 

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