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【プロ野球】

菅野、マリン風気にしない 「まずは自分の投球」

2013年5月31日 紙面から

ロッテ戦の先発に備えて、ブルペンで投球練習する巨人・菅野=川崎市のジャイアンツ球場で

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 6月1日のロッテ戦(QVCマリン)に先発する予定の巨人・菅野智之投手(23)が30日、初めて体験する球場名物の「マリン風」を気にせず、自己流を貫くと宣言した。

 この日はジャイアンツ球場で65球の投球練習。菅野は「自然には勝てないんで。球場での練習もできませんしね。まずは自分の投球をすること。後半に勢いを与えないようにしたい」と攻略の青写真をしっかり描いていた。これまで多くの投手を悩ませた千葉の風。中堅から吹き込み、ネット裏のスタンドで跳ね返る。ペースを乱されても仕方ないところだが、右腕に気後れはない。

 武器は順応能力の高さ。これまでも壁を乗り越え、5勝をマーク。白星がつかなくても試合をつくってきた。それだけに首脳陣の心配もゼロ。川口投手総合コーチは「菅野のセンスなら十分、対応できる」と好投の太鼓判を押した。

 ロッテには対戦を心待ちにしてきた鈴木、東海大の先輩である伊志嶺がいる。しかも、相手はパ・リーグの首位チーム。プロでの成長を試す格好の機会だ。「最少失点で切り抜けることを心掛けたい」と意気込む菅野。自然の脅威には自然流で対抗し交流戦折り返しのチームを再び、好調の波に乗せる。 (川越亮太)

 

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