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【サッカー】

工藤 守りで勝ち点獲得に貢献

2013年5月30日 紙面から

◇J1第9節最終日 柏0−0広島

 柏は広島を相手に0−0の引き分け。勝ち点17で11位とした。広島は同24で5位のまま。浦和は仙台と1−1で引き分けた。連勝は3で止まったが、勝ち点27で首位大宮に5差の2位に浮上した。10位の仙台は同17。他のJ1チームは既に中断期間に入っているが、この日試合のあった4チームはアジア・チャンピオンズリーグのため未消化だった。J1は7月6日の第14節で再開する。

 日本代表に初選出された柏のFW工藤壮人(23)は、シュート0本に終わったが、持ち味である守備でリーグ戦3試合ぶりの勝ち点獲得に貢献した。この日は、慣れないトップ下での出場だったが、ネルシーニョ監督は「パーフェクトだった」と満点を与えた。

 今季は公式戦全22試合に先発し、チームトップの13得点を挙げている。量産するゴールに注目が集まる一方で、「守備の部分でも頭を使ってやれている。きょうも、広島のビルドアップのところで嫌なポジショニングがとれた」と胸を張った。ハードワークでチームをけん引した。

 きょう30日に日本代表に合流する。休む間もないが、「疲れどうこうは関係ない」。試合後には尊敬する広島FW佐藤とユニホーム交換をし、「自分らしさを出して頑張って来い」と声を掛けられた。「期待してくれる人たちがいる。うれしかったし、水本さんからも応援の言葉をもらった。自分には失う物は何もない。必死にやるだけ」。工藤は初々しく、初陣への意気込みを発した。 (占部哲也)

 

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